急いては事を仕損ずる
楽しみにしていた海王星との遭遇だが、目視で十分に確認もしないままに低倍率で木星を撮ってはみたものの、再生しても海王星が写っているのかどうか全く分からなかった。
準備やシミュレーションの不足といえばそれまでだが、習慣的に木星をほぼ中央に据えて撮影してしまった。今にして思えば、木星を四隅に置いて各方向を広く撮影しておいたら海王星を捉えるチャンスが増したはずだった。
7月はじめにも木星と海王星が接近するらしいので、次回はこの失敗を生かして、蒼く光る海王星をこの目で確認したいと思う。梅雨の最中ではあるが、週末の夜が好天に恵まれるように祈ろう。
海王星をあきらめた後も薄明の中で木星本体を撮影した。木星はかなり明るく、これまで撮影してきた土星に比べると眩いほどだった。デジカメの感度を最も低くしても露出オーバーで模様が飛んでしまい、ISOを100まで落としてもまだ明るい感じだった。
by Nikon8cmtelescope | 2009-06-05 00:33 | 惑星