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M106銀河 2013-2

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2013年12月8日 1:49 - 5:16 八ヶ岳山麓清里高原
Nikon 8cm (f 1200mm) + Takahashi LE30 (30mm) 手動ガイドによるCanon PowerShot S95 コリメート撮影
No filter (露光時間40秒; ISO 2500) x 7コマ + (露光時間64秒; ISO 2000-1250) x 14コマ+(露光時間80秒; ISO 1250-1000) x 8コマ + (露光時間101秒; ISO 1000-800) x 8コマ + (露光時間128秒; ISO 800) x 7コマ + (露光時間161秒; ISO 800-640) x 8コマ  全52コマ積算露光時間 80分 
オートダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+フラット補正+簡易星マスク

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# by Nikon8cmtelescope | 2016-03-15 17:57 | 星雲 | Trackback | Comments(1)

NGC2683銀河 2014

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2014年1月7日 0:00 - 1:45 瑞牆山山麓みずがき湖畔
Nikon 8cm (f 1200mm) + Takahashi LE30 (30mm) 手動ガイドによるCanon PowerShot S95 コリメート撮影
No filter (露光時間64秒; ISO 1600-1000) x 18コマ + (露光時間80秒; ISO 1250-800) x 16コマ + (露光時間101秒; ISO 1000-500) x 10コマ  全36コマ積算露光時間 47分 
オートダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+フラット補正+簡易星マスク + HDR補正

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# by Nikon8cmtelescope | 2016-02-20 01:12 | 星雲 | Trackback | Comments(3)

NGC2903 2013

天候不順や仕事、はたまた猫の体調不良などいろいろなことが重なって、10月以降は撮影に出かけることなく年末を迎えた。
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2013年12月3日 2:14 - 4:59 八ヶ岳山麓清里高原
Nikon 8cm (f 1200mm) + Takahashi LE30 (30mm) 手動ガイドによるCanon PowerShot S95 コリメート撮影
No filter (露光時間40秒; ISO 3200) x 6コマ + (露光時間64秒; ISO 3200-1000) x 46コマ+ (露光時間80秒; ISO 1600-800) x 11コマ   全63コマ積算露光時間 67分 
オートダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+フラット補正+簡易星マスク + HDR補正

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撮影したのは2年前の12月。銀河の淡い腕をかなり思い切り持ち上げて処理した。

F15の8cm屈折望遠鏡を使った完全な手動ガイドによるコリメート撮影の可能性は、十分に感じている。また、そこを引き出すことが撮影の最大の楽しみだと言える。

しかし、その可能性を引き出すには、少しでも条件の良い空のもとで黙々とコマ数を重ね、それをコンポジット処理した上で光害カブリに埋もれた対象をあぶり出す画像処理が必要になる。イケイケで通っているときは気にならなかったが、少し間があくとそれが正直ちょっと負担にもなっている。

また何か新しい展開・魅力を見つけ出せたらいいなと思う。
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# by Nikon8cmtelescope | 2015-12-31 15:11 | 星雲 | Trackback | Comments(0)

M31アンドロメダ銀河 2015

夏のお天気が悪いのは例年のこととは言え、8月に一晩も満足に晴れなかったのははじめてだと思う。正確に言えばチャンスは1-2晩はあったのだが、空模様の見極めに迷っている間に「今夜もダメだろう・・」という囁きが聞こえて出かけなかった。

8月はともかく、梅雨明け直後の7月後半もスッキリしなかった。八ヶ岳山麓には3晩出かけたのだが、2晩はまともな撮影ができず退散していた。それなりに晴れて撮影が出来たのは最後の1晩だけだった。その夜も、到着した直後は雲が出たり消えたりと忙しい空模様だった。そこで、狙いやすい明るい対象ということで、M31にNikon 8cmを向けた。

ただし、1200ミリの焦点距離のNikon 8cmに30ミリの接眼レンズを組み合わせる今のやり方では、M31の全体像を収めることはできない。kameさんからレデューサーレンズのアイデアを頂き、またわざわざ譲っていただいたのだが、調整ができないまま課題を1年持ち越してしまった。せめてもの抵抗で、例年通りの日の丸構図はいい加減止めて、M110も入るようにM31の中心部をハズして構図を決めた。

まだ月が西の空に残る間は露光時間を控え目にしてコマ数を重ねた。月が沈みしばらくすると次第に空が安定して雲に悩まされなくなった。そこで、露光時間を80秒から101秒へと延ばしながら撮影を続けた。この程度の露光時間では、それほど気になるほどの極軸のズレではなかったのだが、コマを重ねるとガイド星が十字線からズレて来る。ときどき、そのズレを微動装置で調整するのだが、その積み重ねでバックモニターでも最初の構図からのズレがわかるほどになった。

午前3時を過ぎてM31の高度が増したところで、本来なら露光時間をもう1段階延ばしたいところだったが、構図のズレが気になったので、40秒露光にしてISOを3200から段階的に落としながらコマ数をかせぐことにした。不本意だったが、画像処理をする段階になってみたら、これが功を奏した格好になった。

コンポジット処理してみると、心配した通り最初の約40コマと月没後の空が安定してからの約30コマを重ねると、周辺部の収差が強く出てしまった。視野の中心に収まる見かけの小さな対象なら、周辺部を少しトリミングしてしまえば気にならない程度で、実際にこれまでの大部分の対象ではそうしていた。しかし、今回は大きなM31を敢えて視野の中心から外した構図にしたために、その手が使えなかった。涙を飲んで、40秒から64秒露光で撮影した40コマを画像処理から外した。

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2015年7月新月期 2:01 - 3:31 八ヶ岳山麓八ヶ岳高原
Nikon 8cm (f 1200mm) + Takahashi LE30 (30mm) 手動ガイドによるCanon PowerShot S95 コリメート撮影
No filter (露光時間40秒; ISO 3200-1000) x 13コマ + (露光時間80秒; ISO 3200-1000) x12コマ + (露光時間101秒; ISO3200-1600) x 8コマ  全33コマ積算露光時間 38分 オートダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+フラット補正+簡易星マスク+HDR補正


夏の夜だけあって気流は安定しており、また手動追尾もうまくいったので、星像がいつになくシャープで暗黒帯の細かい構造のキレ味も昨年の撮影よりも良いようだ。積算露光時間は昨年の半分程度なのに、見映えは今回の方がいいように思う。構図も、全体像は入らないまでもこっちの方が面白いと思う。

Nikon 8cmの赤道儀は据え付けてしまうと微調整が事実上は不可能な構造なので、それなりに注意して極軸を合わせてはいるのだが、その精度は最後は運任せの要素が強い。だから仕方がないのだが、なんだか運のないこの夏だったように思う。これを「日頃の行い」と総括すればそれまでなのだが、それじゃあ9月以降も期待できなくなってしまう・・・
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# by Nikon8cmtelescope | 2015-08-31 00:55 | 星雲 | Trackback | Comments(2)

M4球状星団 2015

晴れれば空の暗い場所まで車に機材を積んで出かけ、Nikon 8cmにお目当ての天体を導いて接眼レンズにコンデジを装着すると、ミニ・ボーグでガイド星を追いかけ手動追尾でコリメート撮影する。それは今年に入っても続けている。ただし、なかなか晴れないが・・・。

撮影しただけではカッコがつかないコンデジのコリメート撮影なので、コマ数を重ねることが基本になる。この撮影作業自体は意外と楽しい。これは負け惜しみではなくて、何度も書いているが水面に浮くウキがグイッと引き込まれるのを待つ釣りと同じようなものだろうと思う。ところが、その後の画像処理が滞ってしまっている。滞っているのに、晴れれば撮影してくるので、未処理の画像が溜まるばかり。

暑いばかりでちっとも晴れないこの夏。高原の涼しい夜風に和みながら手動追尾をすれば、風光明媚な渓流で釣り糸を垂れるように命の洗濯になるのだが、盆地の底の熱帯夜で浅い眠りのために気力も萎えてくる。それでも、汚れた机を片付ければ少しは作業意欲が湧いてくるように、滞った画像処理を少し片付ければ気力がよみがえるかも知れない。まずは、日の丸構図で画像処理のたやすい対象を選ぶことにした。

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2015年3月新月期 2:29 - 4:04 八ヶ岳高原
Nikon 8cm (f 1200mm) + Takahashi LE30 (30mm) 手動ガイドによるCanon PowerShot S95 コリメート撮影
no filter (露光時間40秒; ISO 3200-1000) x 40コマ + (露光時間64秒; ISO 3200-500) x 13コマ 全53コマ積算露光時間 40分 
オート・ダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+フラット補正+簡易星マスク


この夜は別にお目当ての天体があったのだが、思うような撮影ができずに諦めてしまったところだった。薄明までの残り時間から逆算すると、淡い対象を狙うのは無理なので、このM4に狙いを定めたのだった。コマあたりの露光時間をのばすよりも、短い露光時間で追尾精度を高めることを優先した。

星団周辺部の広がりをあぶり出すには露光時間が不足しているが、2年前の撮影と比較すると圧倒的にシャープな像になった。こうしてやってみると画像処理だって楽しい。晴れない間に、少しずつ進めて行こう。でもやっぱり晴れて欲しいなあ・・・。
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# by Nikon8cmtelescope | 2015-08-14 22:57 | 星団 | Trackback | Comments(6)

M51子持ち銀河 2015

新月期をだいぶ過ぎて月没が午前1時前という条件であったが、空の透明度が改善してきたので機材を車に積んで八ヶ岳高原に出かけた。日付が変わる頃から準備を始めて、まだ月没時刻の前ではあったが西側にそびえる八ヶ岳連峰に月がかくれたので、Nikon 8cmを天頂にあるM51に向けた。

長い筒鏡がキリギリで三脚に触れずにすんだので、早速にコリメート撮影を開始。空の透明度がマズマズなのと天頂高くにあることもあって、月明かりがあるにもかかわらず良好な写りに元気が出る。40秒露光からはじめて、月明かりの影響が少なくなるにしたがって露光時間をのばしていく。月没後は128秒露光に設定してコマ数を重ねた。

南中後の追尾はどうしても赤道儀の動きがシブくて、追尾ハンドルが重く感じられる。それでも極軸合わせが良好だったので、あまりストレスを感じずに手動追尾できた。月が沈むと見事な星空で、天の川がクッキリと見える。しかし、ダーク減算の合間に双眼鏡で眺めることで我慢して、とにかくM51を追いかけた。なにしろ128秒露光なので、コンデジのモニターでも銀河の色彩の片鱗がうかがえて、それを励みに射手座方向のメシエ天体へ浮気したくなる気持ちを押さえ込んだ。

M51の高度が下がってくるのにしたがって、追尾用のガイドスコープの接眼レンズの位置が徐々に高くなってくる。午前3時を過ぎても、薄明までまだまだコマ数を増やしたいところだったが、体勢はツマ先立ちのような状態になり追尾の精度が極端に悪化してきた。露光時間を短くしてみたが、どうにもならず、とうとうギブアップ。

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2015年4月下旬新月期 0:45 - 3:05 八ヶ岳高原
Nikon 8cm (f 1200mm) + Takahashi LE30 (30mm) 手動ガイドによるCanon PowerShot S95 コリメート撮影
No filter (露光時間40秒; ISO 3200) x 6コマ + (露光時間64秒; ISO 3200) x 4コマ+ (露光時間80秒; ISO 3200-2500) x 11コマ + (露光時間128秒; ISO 3200-2000) x 18コマ  全39コマ積算露光時間 61分 オートダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+フラット補正+簡易星マスク+HDR処理
 

積算の露光時間とコマ数は目標には達しなかったが、コマあたりの平均露光が90秒を越えたおかげで、銀河の色調の変化も今までに比べて格段に良く写っている。

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こうしてトリミングしてみると、渦巻きの微細な構造が何となくわかるようだ。

薄明まで少し時間が出来たので、芽吹き始めたカラマツ林の上に立ち上る天の川を撮影してみた。
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3:31-3:36
Canon PowerShot S95(F 2.0) 固定撮影 
露光時間16秒 ISO 2500 x 10コマ
オート・ダーク減算 + Photoshop Elementsを用いて夜空は星の位置に合わせてコンポジット+景色に合わせた通常のコンポジットから前景を切り出して合成 + HDR処理


射手座方向がこんなに良く写っているので、狙う対象の選択を誤ったかなあという気持ちがないではないが、大好きなM51の姿をここまで写せたのでよしとしよう。
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# by Nikon8cmtelescope | 2015-05-27 00:11 | 星雲 | Trackback | Comments(6)

逆さ富士とさそり座 その2

鏡のように静かな湖面にアンタレスと土星が映っているのが肉眼でも確認できたので、撮影してみた。
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2015年3月30日 3:28-3:36 富士山麓河口湖畔
Canon PowerShot S95(F 2.0) 固定撮影 
露光時間16秒 ISO 1600 x 10コマ + ISO 400 x 4コマ
オート・ダーク減算 + Photoshop Elementsを用いて夜空は星の位置に合わせて最初の10コマをコンポジット+景色は全14コマをコンポジットして前景を切り出して合成 +湖面の星は星の位置に合わせて最初の10コマをコンポジットしたものを前景に比較明合成 + HDR処理


空の透明度が低いので銀河はさすがに無理だったが、さそり座のS字はなんとか写っているのが確認できる。もう10コマ撮影しておいたら、もう少し滑らかな画像になったのに・・・構図的には、湖面の左手前に何か岸辺の景色を入れられれば良かったなあ。そして何より本物の星空の写りが残念。
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# by Nikon8cmtelescope | 2015-04-22 23:53 | 月・星のある風景 | Trackback | Comments(4)

逆さ富士とさそり座

夜になって晴れて無風という予報だが、当地から見る夜空はどんよりとして月も赤みを帯びて見える。大陸から黄砂とPM2.5が流れ込んでいるのも予報通りだった。しかし、富士山周辺は日中にまとまった雨が降ったようだから、いくらかは透明度がよいだろうと考えて、日付が変わってからコンデジと三脚だけ車に積むと峠を越えた。

トンネルを抜けてびっくり。精進湖は完全に霧の中だった。やはり雨上がりに気温が高く無風状態だとこうなるだろうなあ。GPV予報も霧はなかなか読めないようだ。しかし、精進湖畔を抜けてしばらく国道を行くと霧が晴れて月夜になった。西湖の撮影ポイントに到着してまたびっくり。月没前というのに、数名の同好の志が既に立派なカメラと三脚を並べて撮影していた。今は、もうとっくに日付が変わって月曜日の午前3時だよ・・・と自分のことを棚に上げて呆れてしまった。

そそくさと撤収して河口湖畔へと向かった。幸いこちらも晴れている。去年撮影したポイントに着いたが、駐車場に他の車はいなかった。湖畔まで降りて、またまたびっくり。去年は波が打ち返していたのが、水面は鏡のようで波音は全く聞こえない。しかし、予想通り空の透明度は低く、月が沈んでも空は街灯に照らされて明るいままだ。高度を増してきた夏の大三角の辺の天の川は、その存在がなんとか確認できるかどうかといったところだった。
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2015年3月30日 4:01-4:16 富士山麓河口湖畔
Canon PowerShot S95(F 2.0) 固定撮影 
露光時間16秒 ISO 1600 x 10コマ + ISO 800 x 10コマ + ISO 400 x 4コマ
オート・ダーク減算 + Photoshop Elementsを用いて夜空は星の位置に合わせて最初の10コマをコンポジット+景色は全24コマをコンポジットして前景を切り出して合成 +湖面の星は星の位置に合わせて最初の10コマをコンポジットしたものを前景に比較明合成 + HDR処理


水面にクッキリと逆さ富士と星が映っており、水面から突き出した枯れたヨシが意外と絵になっている。豪雪にみまわれた去年の写真と比べると、富士山の雪の量が随分と少ないことがわかる。

この鏡のような湖面になる穏やかな天気で、真冬のような空の透明度に恵まれるってことは、なかなか難しいだろうなあ・・・
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# by Nikon8cmtelescope | 2015-04-11 23:31 | 月・星のある風景 | Trackback | Comments(2)

久しぶりの独り夜遊び

昨晩は雨が上がりで大気中の塵が減って、春とは思えないような透明度の高い空になった。しかし、暖かさは春そのもの。こんなお天気は絶対に長持ちしないとは思ったが、GPV予報は意外と悪くない。そこで機材を車に積んで、このところ賑やかなみずがき湖へと向かった。

現地に到着し駐車場に入るところで車のライトをスモールランプにして奥に進むと、様子がおかしい。なんと満天の星空の下、車が一台も停まっていない・・・。あれ、やまねももんがさんは、どうしちゃったのだろうか・・・。新月期にここで独りぼっちというのは久しぶりのことだ。

厚着はしてきたものの手袋も帽子も不要な快適な気温。雨上がりで地面は濡れているが、心地よいと言っていいような微風があって、機材への結露はたいしたことはない。こんな好条件が長続きするだろうかと疑心暗鬼でコリメート撮影していたが、午前2時を過ぎて夏の銀河が東の山の上に姿を見せ始めた頃に、案の定西から雲が広がってきた。

やっぱりなあ・・・と、いつになく諦めよく機材を撤収し、さて帰ろうかと思ったところ再び晴れて見事な星空になった。今さら望遠鏡を出すのもどうかと思案して、やまねももんがさんよろしくコンデジを三脚につけ敷地内をあちこち歩き回ってみた。よく整備された遊歩道を東へ向かってしばらく歩くと、やまねももんがさんの星景写真で見慣れた世界になった。

さそり座を背景に女神像がポーズをとるのに、本来ならカメラに収めるべき巨匠が今夜はいない。そこで、僭越ながらコンデジを女神像に向けてみた。試し撮りで、あまりに前景が真っ黒だったので、今夜は自分だけしかいないということで10コマ連続撮影したうちの3コマは女神像にライトを当てて撮影してみた。

景色にあわせたコンポジットと星に合わせたコンポジットを合成した画像がこちら。
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星空については画像処理はほとんど施してはいないのに、この写り。透明度が高かったことがうかがえる。しかし、この星空も長続きせず、独り夜遊びはお開きとなった。
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# by Nikon8cmtelescope | 2015-03-21 01:47 | 月・星のある風景 | Trackback | Comments(9)

M101回転花火銀河 2015

1月下旬、上弦の月を迎える頃の良く晴れた晩に、みずがき湖まで撮影に出かけた。平日の晩で月没は午前1時半過ぎということもあって、このところ賑やかだった駐車場には誰もいなかった。厳しい冷え込みだが風がほとんどないため、防寒をしっかり準備してきたこともあって体は何とか耐えることができた。

透明度が高く、月がまだ残るのに眼視でもM101を確認できたので、手動ガイドによるコリメート撮影を始めた。月が高度を下げて空が暗くなるのにしたがって露光時間を延ばしていく。極軸合わせも悪くない。しかし、寒さのためにコンデジのバッテリーが10コマほどで尽きてしまった。バッテリー交換をすると、思い切って露光時間を3分越えから最終的には5分越えという今までの最長にまで延ばしていった。淡い銀河の腕まで色調が出るようになったのがバックモニターでも確認できて、この調子でコマ数を重ねれば!!と思うと期待で頭がのぼせて寒さは気にならなくなっていった。時折、ダム湖の氷が凍みて金属音のような甲高い音が響いてきた。

ところが、人間は気合いで大丈夫でも、むきだしのコンデジはそうはいかない。コマを重ねるごとにコンデジの温度表示がマイナス1度、2度と低下していき、今まで出た事のないマイナス4度表示になったと思ったら、バッテリーの残量は十分だったのに動かなくなってしまった。慌ててライターでカイロ用の木炭に着火しようとしたが、寒さでライターのガスが気化せずに点火しない。凍える手でライターをこすって温めカイロの準備できるまでに15分以上を要した。

カイロをコンデジに当てて紐で固定し、再びコンデジをアダプターに差し込んで撮影を再開したが、操作で接眼部が動いたようで構図が大きくズレていた。それを再調整したところで今度はバッテリー切れ。さらにはカイロを付けたことでフォーカスもズレたようで、こちらも再調整。そうこうすると、のぼせた頭が冷えてきて指先の冷たさが辛くなり、ガイド精度が大きく低下してきた。せっかく対象が高度を上げてきたのに、露光時間は101秒から80秒へと短くせざるを得なかった。撤収して車のエンジンをかけると温度表示は氷点下9度だったから、実際には氷点下10度以下だったろう。

出来上がりの画像では、露光時間を延ばしたのはいいが、その分星像も膨化していた。後半はピントもガイドも甘く、それが星像の膨化に拍車をかけた。また度重なるトラブルでコマ毎の視野のズレが大きくて、コンポジットすると収差の影響が強く出た。そこで、星像は2013年12月撮影の画像から借りて比較明合成することにして、何とか格好がついた。
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2014年1月下旬 1:18 - 4:45 瑞牆山山麓みずがき湖畔
Nikon 8cm (f 1200mm) + Takahashi LE30 (30mm) 手動ガイドによるCanon PowerShot S95 コリメート撮影
No filter (露光時間64秒; ISO 3200) x 8コマ + (露光時間80秒; ISO 2500-2000) x 8コマ + (露光時間101秒; ISO 3200-1600) x 14コマ + (露光時間128秒; ISO 2500-2000) x 3コマ + (露光時間161秒; ISO 2000-1600) x 14コマ + (露光時間203秒; ISO 1250) x 1コマ + (露光時間256秒; ISO 1000) x 1コマ + (露光時間322秒; ISO 800) x 1コマ  全40コマ積算露光時間 72分(星像は2013年12月撮影の画像から比較明合成)
オートダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+フラット補正+簡易星マスク + HDR補正 中心部80%をトリミング


空の透明度が良かったのと、ISOを高めに設定した上に3分越えのコマが入ったことで、銀河の淡い部分もかなり写っているが、1年前の画像よりも銀河の解像度は大きく損なわれてしまっている。格好はいいが、とても手強い対象なんだなと改めて実感した。
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# by Nikon8cmtelescope | 2015-03-01 01:36 | 星雲 | Trackback | Comments(2)