心眼

10日の晩に撮影した土星の写真を、早速コンポジット合成してみた。

撮影では、デジカメのズームを2倍に統一し、露出時間も控えめにした。結果として暗い写真が多かったが、輪が土星本体を横切っているのがぼんやりでも確認出来る写真を12コマ選んだ。コンポジットは3コマの合成を4枚作り、それを2枚ずつ2組に合成し、最後に1枚に合成した。コマを選んでしまえば、合成自体は手順にも慣れて直ぐに完成した。
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3枚、6枚合成の段階と、最終的な12枚合成を比較してみると、3枚合成に比べて6枚合成では粗さが改善しているが、12枚合成ではかえってボンヤリした印象も受ける。でもよく見比べると、6枚合成では輪が直線的だが、12枚合成ではゆるやかに弧を描いているように感じられるが心眼だろうか。いずれにしても、過去2回の画像よりもだいぶ土星らしくなった。

本来の姿を知っていればこその心眼だが、初めて土星を見たガリレオは耳のような構造物が付いていると思ったらしい。今年のような真横から見た土星だったら、きっと棒が突き刺さっていると思ったことだろう。

知っているからこそ想像を逞しくして心眼などと言っているが、未知なる故に想像逞しく考えを巡らすのとは随分と開きがある。ガリレオが望遠鏡で初めて宇宙を捉え以来400年を経て、私たちが宇宙についてガリレオのような考えを巡らす機会は随分と少なくなってしまった。

b0167343_0244482.jpgこの観測を世界天文年の
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by Nikon8cmtelescope | 2009-04-13 00:11 | 惑星