梅雨明けの空(その1)

7月も半ばのうちに梅雨が明けた。星を見る者としては歓迎すべきことだが、盛夏に水不足の懸念はないのか心配になったりもする。半信半疑でいると次第に夏らしい空がひろがって、翌日には見事な晴天になった。

暗くなると夏の星座が気持ち良さそうに輝き、透明度も悪くない。基本的に平日は望遠鏡を出さないことにしているので、グッと我慢して夕食後に職場に戻ると、星空への想いを断ち切るように夜なべ仕事に集中した。

しかし夜半を過ぎると海王星のことが気になってきた。7月11日に再び木星に近づいて今ならまだ近くにいるはずだ。Steralliumで見ると近くに5等星があって、この星を目標にすれば明るい木星を視野からはずしても撮影ができそうだ。

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仕事を終えて外に出ると、南中した木星が明るく輝いている。夜なべ仕事をがんばったのでと理由をつけて、特別に望遠鏡を出す事にした。望遠鏡を据え付け終えるころには、月に雲がかかるようになったが、1週間後の日食に晴れてくれれば今夜は雲に隠れて休んでいても一向に構わない。

木星を望遠鏡の視野に導くと海王星は容易に見つかった。明るい木星を視野から追い出すと、5等星を目印にデジカメをレンズに押し当てて、今度こそ海王星が写ることを祈りながら撮影を始めた。
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by Nikon8cmtelescope | 2009-07-17 00:13 | 月・星のある風景