禍い転じて・・・・(その2)

M57リング状星雲は惑星状星雲に分類されるが、惑星状星雲は恒星としての寿命が尽きて放出されたガスが中心部に残る星に照らされたもので、見た目が惑星のように見えるという理由で命名されたらしい。実際に口径8cmの望遠鏡で覗くと、その光は淡いながらも輪郭がはっきりとしている。

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夏の代表的な惑星状星雲と言えばM57とともに「こぎつね座」のM27亜鈴状星雲が挙げられる。M57の撮影がうまくいったので、次はM27を狙った。「わし座」のアルタイルから「や座」の先端の星にたどり、その先にある小さなW字型の星の並びの真ん中の星に望遠鏡を向けるとM27が見えてくる。

M27はM57に比べると低倍率でも視野の中でかなり大きく広がっている。その分、星雲の密度が低いとでも表現したらいいのだろうか、淡い印象を受ける。名称の通り円形から弧の一部を削ぎ落とした感じに見えるような気もするが非常に曖昧模糊としている。

b0167343_2153994.jpg写真に撮ってみるとデジカメのモニター上でも存在は確認できるが、形状ははっきりしない。そこで3秒露出で撮影した7枚をコンポジットしてみた。すると相変わらず茫洋とした姿ではあるが、空き缶の中央を握り潰したような、あるいはリンゴを丸かじりした芯のような形をしているのがわかる。しかし「亜鈴状」というイメージではなく、夜空のシミのような感じだ。

M27に関して言えば、限られた露出時間でよりシャープな映像を得るには、もう少し倍率の低い接眼レンズが欲しい。次は、星雲の横綱とでも言うべきM31アンドロメダ銀河に望遠鏡を向けた。

(撮影したメシエ天体 通算2/107個)
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by Nikon8cmtelescope | 2009-08-21 23:48 | 星雲