禍い転じて・・・・(その3)

東の空に高く昇ったペガサスの四辺形から、見慣れた星の並びをたどってM31アンドロメダ銀河を望遠鏡に導く。

今までに望遠鏡をM31にいったい何度向けただろうか。晩夏から初冬にかけて望遠鏡を出せば必ずと言っていいほど眺めてきた一番見慣れた星雲であるが、久しぶりに胸の高鳴りを感じつつレンズをのぞき込んだ。

望遠鏡は片目で見るので本来なら立体感を感ずることはできないはずであるが、アンドロメダ銀河の光芒には厚みを感ずる。これは、冬の星雲の横綱であるM42オリオン星雲が、風になびくカーテンのように感ぜられるのと対照的だ。

b0167343_0372552.jpgデジカメをレンズに押し付けると露出を3秒に設定して撮影した。ところがどの写真も周辺の星々のピントが甘く感ぜられる。デジカメのオート・フォーカスが明るく茫洋とした星雲の影響でうまく定まらないのかも知れない。ということでコンポジット処理はせずにピントが最もシャープな1枚を出した。

本来なら満月の5倍の広がりがあるので、この視野よりも大きな広がりを持つはずであるが、中心部のなかでも最も明るい部分しか写ってはいない。天体写真で見るアンドロメダ銀河とは大部違った姿だが、粗さは目立つものの望遠鏡での目視のイメージに近い写真だと思う。

普段と違うデジカメで好条件の木星がうまく写らなかったのは残念だが、手持ちデジカメでも星雲の撮影が可能なことがわかった。これからは色々な星雲の撮影にも挑戦して行こうと思う。

(撮影したメシエ天体 通算3/107個)
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by Nikon8cmtelescope | 2009-08-25 00:39 | 星雲