東京の夜空(その1)

「東京には空がない」とは高村光太郎の智恵子抄に出てくる有名な一節だが、最近は短時間の露光で星空への地上の明かりの影響を最小限にした上で、「比較明」の合成を使うことで、都会の星空の写真が天文雑誌を飾るようにもなってきている。

b0167343_0504678.jpg東京への出張の折にコンパクトデジカメを荷物にしのばせて、チャンスがあれば自分でも東京の星空を撮ってみようと考えた。宿泊したホテルの部屋は地上21階だったが北向きの部屋で、ビル街の景色も割と地味?で、星空もあまり期待できそうもなかった。夕方に一度ホテルに戻った時には窓からは煌々と輝く夜景が見えたが、夜半前に部屋に戻ってみるとビル街の明かりが随分と減っていて、目を凝らすと1つ2つ星が見えている。

カメラを持って外に出てみると、上弦の月が西の空に大部低くなってきていたものの、月明かりもあって西側の空には星は全くと言っていいほど見えなかった。

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そこで、時間的には東南の空にはオリオン座が昇っている頃と、ホテルの建物の反対側に出てみた。
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by Nikon8cmtelescope | 2009-11-29 00:54 | 月・星のある風景