アンドロメダ銀河(その1)

Nikon 8cm望遠鏡の焦点距離は1200mmと最近の屈折望遠鏡と比べて長いため、星雲など低倍率で見たい対象には、接眼レンズの焦点距離が長い方が有利になる。Nikonの純正品である焦点距離40mmの接眼レンズは、当然ながら製造が遠の昔に中止されていて、中古ショップに問い合わせても流通は極めて稀だということだ。さりとて他社製品でも接眼部の径は31.7mm径のアメリカン・サイズが主流となって、昔ながらのツアイス・サイズと呼ばれる24.5mm径の接眼レンズの商品は非常に少なく、まして需要の少ない40mm接眼レンズはカタログに入っていなかった。

ところがインターネットで見つけたショップの商品リストに、新品のツアイス・サイズのAH40mm接眼レンズが載っているのに気が付いた。値段も子供のお年玉1回分程度と手頃で、早速に注文したところ連休前に届いた。連休初日は残念ながら曇りだったが、2日目は昼間から天気がまずまずで夜が待ち遠しかった。待ちきれない気持ちで、西の空に明るさの残る時間から望遠鏡を出した。望遠鏡を向けたのは、夕方の空高くにあるM31アンドロメダ銀河だ。

M31は満月の数倍の広がりを持つ天体なので、従来の焦点距離25mmの接眼レンズでは視野からハミ出ている計算になる。しかし、実際に目視する限りは大きな銀河の中心部分しか見えないので、たとえ25mmの接眼レンズでもハミ出しているという実感は全くない。ただ、視野の中に適当な明るさの星が少ないので、コンポジットする目印に乏しく、以前の手持ち撮影では満足のいく写真にならなかった。

ただ、実際に40mmの接眼レンズで覗いてみたところ、期待したよりも視野は狭かった。それでも視野の中に複数個の目印になる星が入ったことで、これならコンポジットはできそうだった。ということで、接眼レンズに手持ちでコンパクト・デジカメを押し付けて撮影してみた。
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by Nikon8cmtelescope | 2010-01-14 22:47 | 星雲