アンドロメダ銀河(その2)

実はNikonの純正品である40mm接眼レンズは、視野を広く確保するために接眼部に直接にネジ込む設計になっていて、天頂プリズムが使えない欠点があった。これだと、カメラを手持ちで撮影する場合には苦しい体勢を強いられることになる。ところが、今回のレンズは接眼部に差し込む通常のタイプなので、天頂プリズムが使えるのも直ぐに購入に踏み切った理由だった。ただ、実際に使ってみると、井戸の底を覗いているような閉塞感があるのも事実だった。

さて撮影であるが、倍率が低い分は露出時間を長くしても手ブレや日周運動の影響が少なくなるので、露出時間は2秒と長めに設定しISOはmaxの1600にした。手ブレが少なく光軸も一致していた10コマを選んでコンポジットしたが、写野全体に適当に星が写っているので重ね合わせもスムーズに行うことができた。

b0167343_23351917.jpg出来上がった写真は、目視でのイメージを明るくした感じに近い。肉眼では楕円形の光芒が見えるだけであるが、写真では縦に長く広がっている様子も見て取れる。また、明るい光芒の左右に暗黒帯と思われる暗い部分が輪郭を作っているようにも見える。しかし、天体写真で見慣れたアンドロメダ銀河の姿には程遠い写真だった。
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by Nikon8cmtelescope | 2010-01-15 00:17 | 星雲