ISO 3200の威力

淡い天体を対象にした撮影でISO1600が威力を発揮したことから、コンパクト・デジカメを新しく購入しようと決めた。購入するにあたってポイントは3つ。(1)ISOは高い程よい。(2)1秒以上の露出時間が自由に選べること。(3)手持ち撮影が可能な軽さであること。

一般的にカメラの機能と重量は比例する。しかし手持ちで撮影する以上は、機能がいくら優れていても重いカメラは絶対に使えない。今使っているデジカメは、軽さの面では言う事がない。あとはISOが高くて数秒の露出が可能である事。

土曜日の東京出張の帰り道に新宿西口のカメラ店をハシゴして、CanonのS90という機種を見つけた。ISOはマニュアルで3200まで露出時間も15秒まで選択が可能で重量は200g以内と、店頭で実際に持ってみて購入を決意した。

2時間余りをかけて家に着くと、早速にNikon 8cm望遠鏡をオリオン星雲に向けて接眼レンズは40mmにすると撮影を始めた。ISOはもちろん3200に設定して露出は2.5秒。記念すべき最初の1コマ目がモニターに出ると息を飲んだ。ノイズは目立つものの今までの撮影とは比較にならない感度だ。

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そして12コマを選んでコンポジットしてみて、また腰を抜かした。ノイズが軽減されると見事な星雲の姿が浮き出してきたのだ。コンポジットとは言え、コンパクト・デジカメの手持ちコリメート撮影でここまで写るとは、去年の今頃は夢にも思わなかった。
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by Nikon8cmtelescope | 2010-01-26 23:46 | 星雲