春の系外星雲(その3-M81/M82 Bode銀河)

6日の晩の夜空は透明度が高く、何と言っても小さなガイド・スコープで暗い星まで確認できるのが良かった。「おおぐま座」のM81とM82は、今までに何度も望遠鏡を向けた星雲だったが、実はちゃんと見えたことがなかった。暗い星の並びを目印に、ガイド・スコープで星雲があるはずだという方向に望遠鏡を向けた上で、接眼レンズで確認するのであるが、空が明るいとガイド・スコープの段階で諦めてしまうことも多く、たとえ望遠鏡を向けても疑心暗鬼では暗い天体は見えてこない。

ところが6日の晩はガイド・スコープで目標の方向が十分に確認でき、絶対に見えるはずとの確信を持って接眼レンズを覗いた。見えるはずだと思って眺めると不思議なもので見えてくるではないか。最初にM82の光芒が確認でき、視野を少し動かすとM81の細長い姿も確認できた。方向を調整すると2つの星雲が同一視野に入るがギリギリなため、それぞれを視野の中心に置いて撮影し後で合成することにした。

b0167343_11452935.jpgということでまずM81である。明るい中心部をベールのような柔らかな光が取り巻く様子が見える。40mmの接眼レンズでISOは3200、露出時間は2.5秒に設定して撮影した12コマをコンポジットした。よく目にする長時間露出の写真に比べると中心部のみしか写っていないが、そういう写真では明るさに埋没してしまう中心部分にも渦巻き様の腕があることが何となく判るような気がする。Nikon 8cmでの目視のイメージは十分以上に再現できていると思う。

(撮影したメシエ天体 通算20/107個)
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by Nikon8cmtelescope | 2010-02-14 11:47 | 星雲