春の系外星雲(その5-M65/M66銀河)

6日の夜に撮影した系外星雲の最後は「しし座」の後脚の傍にあるM65とM66だ。この2つの星雲も春の代表的な系外星雲であるが、春の宵は空の透明度が低くいことが多く今まではちゃんと見えたことがなかった。春になって眺めるよりも、寒さ対策をしっかりして透明度が高い冬のうちに夜更かしをして眺めるのが、これらの系外星雲を見るコツなのだろう。

特徴的な暗い星々の並びを手がかりにガイド・スコープで目標方向に望遠鏡を向けて接眼レンズを覗くと、最初に目に入ったのがM66だ。そして隣にM65があるのも直ぐにわかった。M66の方が中心分がやや明るくて近くに星が多い分少し目立つ印象だが、銀河自体は目視でだいたい同規模に見える。M65の方が細く伸びた形をしているのが目視でもがわかる。お互いに近く十分に同一視野に入るので同時に写すことにした。

b0167343_0252391.jpg40mmの接眼レンズでISOは3200、露出時間は2.5秒に設定して手持ち撮影したコマのうち、M65とM66のそれぞれが中心に近いコマをそれぞれ8コマずつコンポジットしたものを最終的に比較明の手法で合成してみた。M66の方は渦巻き状の腕が、M65の方は直線的な腕が見えているような気がする。あるいはM81/M82と同じように個々の星雲を中心に置いて撮影した上で合成した方がシャープな仕上りになったかも知れない。明るく写っている星を挟んで反対側にNGC3628という系外星雲もあるので、次の機会には3つの星雲をそれぞれ撮影した上で合成処理してみよう。

こうしてみると、ISO 3200での手持ち撮影は、本格的な写真には到底及ばないものの、目視での様子を十分に再現できているので、星雲・星団の観望記録としてもなかなか良いのではないだろうか。

(撮影したメシエ天体 通算23/107個)
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by Nikon8cmtelescope | 2010-02-19 00:28 | 星雲