春の系外星雲(その6-NGC4565銀河)

春には多くの系外宇宙が見られるが、その中で「かみのけ座」にあるNGC4565は系外宇宙を真横から眺めた姿で有名だ。「おとめ座」のM104ソンブレロ銀河も、真横に近い眺めであるがNGC4565は正真正銘の真横からの銀河の姿だという。最近は英語で真横を意味するedge onを受けてエッジ・オン銀河と呼ぶらしい。

メシエ・カタログに入っていないのでNikon 8cmで見るのはちょっと難しいと思っていたが、ISO 3200で撮影すれば写るかもしれない。ということで2月20日の晩に挑戦してみた。幸いにNGC4565は、Mel111という星団の直ぐ近くにあって、望遠鏡の視野に比較的導きやすい位置にある。星団の星々をたよりにNikon 8cmを向けてみたが、目視では銀河の中心部分が見えているような見えていないような、まして中心部分から横に伸びる腕の部分は目視では確認できない。

接眼レンズは25mmでISOはもちろん3200に設定すると、星像が流れるのは覚悟で露出時間を4秒に設定して手持ち撮影してみた。すると、モニター上でも細長い姿が写っているのが確認できた。改めて目視で確認してみたが銀河の腕の部分は見えているとは言い難い。ISO 3200の威力は絶大だ。

b0167343_22512780.jpg16コマを選んでコンポジットしたところ、露出時間が長いので日周運動によって星像が線になってはいるものの、銀河が細く伸びている様子が捉えられている。視野の直径の半分に届くような立派な姿だ。よく見ると左右で腕の長さが違うようだ。

天体写真としては酷いものであるが、あこがれの銀河を自分の手で捉えることが出来たことには大満足だ。
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by Nikon8cmtelescope | 2010-03-12 22:55 | 星雲