春の系外星雲(その7-M106銀河)

3月13日の晩はきれいに晴れたものの空の透明度は少し低かった。目安は、春の星座の1つで「おとめ座」のスピカの西側にある「からす座」の星々だ。四辺形を形作る4つの星はいずれもほぼ3等星。我が家からは南西の空で特に街灯りの影響が強いが、冬の透明度の高い晩なら4つの星がスッキリ見えるのに対して、春霞がかかると街灯りに紛れて見えにくくなってしまう。3月13日の晩は、街灯りを腕で覆い隠すようにしないと「からす座」が見えない程度の透明度だった。

そんな条件ではあったが、最初に望遠鏡を向けたのは、「りょうけん座」のM106銀河だ。北斗七星の柄杓の底の星と「りょうけん座」のコル・カロリを結ぶ線の中間辺りにある銀河で、目視では楕円形をした光芒がちゃんと確認できる。そこで勇んで撮影してみた。

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接眼レンズは25mmで、ISOは3200に、露出時間は5秒と長めに設定して撮影したが、目視よりも写真がパッとしない。どうも日周運動に対して垂直方向に銀河が広がっていることが、撮影する上で不利な条件になっているようだ。10コマをコンポジットしたが、銀河の中心部分が恒星像に比べてぼんやりと広がっている程度の画像にしかならなかったのは残念だ。

(撮影したメシエ天体 通算29/107個)
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by Nikon8cmtelescope | 2010-03-28 12:34 | 星雲