夏の宝石箱(その1-M8干潟星雲)

良好な透明度に誘われて、3月21日の晩は最後に「いて座」の散光星雲にも望遠鏡を向けた。まずはM8干潟星雲だ。透明度が高いおかげで、眼視でも息を飲むような美しさだ。

b0167343_1046889.jpg前回は薄明の中で慌ただしく撮影したが、今回は露出時間を3.2秒と前回よりも長めに設定して撮影した16コマをコンポジットした。露出時間を長くした分だけ星が流れているが、星雲は淡い部分までよく写っている。星雲の中央を走る暗黒帯もくっきりと写り、手持ち撮影でも干潟星雲の特徴がとらえられている。

夜を彩る宝石箱ともいうべきM8の、青白く輝く微星の群れと深紅の星雲の組み合わせの妙は、神の造り賜うた宇宙の美の極致とも言えるだろう。デジカメだと深紅に写る星雲だが、8cmでの眼視では色彩はほとんど感じられない。大口径の望遠鏡で光量が上がると色合いが感じられるようになるそうで、是非見てみたいものだ。
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by Nikon8cmtelescope | 2010-05-04 10:48 | 星雲