夏の宝石箱(その2-M20三裂星雲)

3月21日の晩の最後は、「いて座」にある散光星雲のM20三裂星雲だ。高い透明度のおかげで、すぐ南にあるM8干潟星雲と同様に眼視でも光芒を捉えることができたが、星雲を切り裂くように覆う暗黒星雲の存在までは見えなかった。

b0167343_012878.jpgM8と同じくISOは3200で露出時間は3.2秒に設定して手持ち撮影した18コマをコンポジットした。星雲は赤いバラの花のような感じで、中央部の星からY字型に暗黒星雲が走っているのもわかる。北側には青い星雲部分があるのだが、薄らと写っているようだ。

ω星団だけを見るつもりだったのが、結局のところ8つのメシエ天体をハシゴすることになってしまった。空の透明度が高いと、暗い星まで良く見えて目標の星雲・星団を望遠鏡に導くのも容易だし、何よりも星雲や星団がきれいに見えて飽きない。天の川が夜半に高くなる夏は透明度の高い夜空が滅多にないので、春のこの時期の夜更かしは、まあやむを得ないところだろう。

(撮影したメシエ天体 通算42/107個)
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by Nikon8cmtelescope | 2010-05-07 00:03 | 星雲