憧れの地へ(その5)

大赤道儀室から東に向かってしばらく歩くと第一赤道儀室がある。大赤道儀室に比べると随分と小さい。こちらは1921年に設置された構内で最も古い観測施設で、口径が20cmの太陽観測用の屈折望遠鏡が置かれているそうだ。こちらも国登録有形文化財に指定されているそうだが、望遠鏡は時々一般公開されているそうだ。

b0167343_0524186.jpgドームの正面北よりの方向から、ドーム上部と「うしかい座」のアークトゥルスが写野に入るようにデジカメを地面に置いて何枚か撮影した。「かんむり座」の可愛らしい星の並びが半分雲から顔を出しているのが目を凝らしてみるとわかる。

続いてドームの正面から東を見上げるようにしてデジカメを地面に置くと、「こと座」のベガにレンズを向けた。ベカから「へびつかい座」の頭部にかけての明るい星が薄雲を通してかろうじて写っている。木立の向こうは道をはさんで市街地と隣合わせなので、さすがに空は明るい。

雲越しではあったが、一応星空を歴史的なドームと一緒に写真におさめることができた。インターネットで検索しても、これらのドームと夜空の写真は見つからなかったから、出来はともかく希少な写真であることは確かなようだ。
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by Nikon8cmtelescope | 2010-06-16 00:59 | 天文少年の頃