アキキヌト・・・

梅雨が明けて暑い日が続いても夜になると雲が出る天気が続いていたが、ようやく昨晩は素晴らしい星空が広がった。下弦過ぎの月があったが、秋を思わせるような透明度の高い空で月の影響はほとんど気にならない好条件だ。そこで、平日御法度の禁をまたしても破り夜半過ぎに望遠鏡を出した。

空にはもうペガススの四辺形が高く昇っていて、迷わず望遠鏡をM31アンドロメダ銀河に向けた。望遠鏡を覗くとすっかり秋の気分だが、日中の暑さの余韻で蚊の襲来を次々に受ける。デジカメのISOを3200に露出時間を4秒にそれぞれ設定して接眼レンズに押し付けると、汗を拭きながら撮影した。前のシーズンに何度か撮影したが、なかなか満足のいく画像が出来なかったM31だが、昨夜は空の透明度が高かったため、デジカメのモニターで見ても星雲周辺の星々が沢山写っているのがわかり、せっせと撮影を続けた。

b0167343_2552295.jpgこうして撮影したコマから16コマを選び、早速にコンポジットしてみた。明るい中心部から銀河が視野を越えて広がる様が捉えられ、暗黒帯が横切る様子もよくわかる。また、視野のギリギリにM32星雲も写っている。4秒の露出時間の割には星像がそれほど流れておらず、初めて満足できるM31の画像が得られた。

さて、研究会で反響が大きかった手持ち撮影の天体写真を、その余勢をかり天文雑誌に投稿してみたが、雑誌の発売日に書店で広げた紙面には、溜め息の出るような美しい写真が並び、投稿した組み写真は見つからなかった。天体写真としては著しくレベルが低いので、当然と言えば当然の結果だと思う。そうは言っても、手持ち撮影の現段階での集大成のつもりであったので、このまま世に出ないのはいかにも残念だ。ということで、ここに掲載してささやかな自己満足に浸りたいと思う。
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by Nikon8cmtelescope | 2010-08-06 03:03 | 星雲