1年間でここまで来た・・・

天文雑誌に投稿するのに、代表的な散光星雲、銀河星雲、球状星団、散開星団、惑星状星雲を組写真にしようと考えた。研究会の発表では惑星状星雲はM97ふくろう星雲M57リング星雲を選んだのだが、前者はいかにも淡い。そこで、M97の代りにM27亜鈴状星雲を入れようと撮影の機会をうかがっていた。梅雨まっ盛りの6月ではあったが、運良く6月14日の晩にチャンスが訪れた。夜半過ぎにスッキリと晴れ上がったのだ。

M27と言えば、昨年の夏にたまたま手持ち撮影で写りビックリして以来の再会だ。ちょうど天頂付近にあって街灯りの影響が少なく、暗い視野の中に地図の銀行マークに似た光芒が見える。条件が良かったので眼視でも星雲の形はよくわかるのだが色調は判然としない。いつもの通り、デジカメをISO 3200で露出時間3.2秒に設定し、接眼レンズに押し付けると手持ち撮影した。

b0167343_2315864.jpg約50コマ撮影した中で、手ブレが少なくて光軸も合い星雲が視野の中心に写っているコマを念入りに選び16コマをコンポジットした。肉眼では判らなかった色も映像では比較的良く写っていて、青から緑がかった星雲を縁取るように赤が彩りを添えて美しい。1年前の写真と比べると随分と進歩したことがわかる。このM27を組み写真に入れると、まさに画竜点睛。ということで満を持して投稿したのだが・・。結果はあえなく選外。

「へえ、手持ちでも写るんだ!」という写真ではなくて、「えっ、これ本当に手持ち撮影なの!?」という写真を目指して、楽しみながら続けていこう。
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by Nikon8cmtelescope | 2010-08-10 23:22 | 星雲