消えた縞模様

木星と言えば縞模様だが、その縞模様の1本がほぼ消えかけているという。そのニュースを目にしてから気になっていたが、なかなか見るチャンスがなかった。また望遠鏡を向けても、それと確認できるような条件にも恵まれなかった。

その木星が夜半過ぎに南天高く輝くようになって観望期を迎えた。そこで8月4日の晩にメシエ天体を眺める合間に木星にも望遠鏡を向けてみた。透明度が高い上に気流も安定しており、星雲・星団の観望はもちろん惑星の観望にも絶好の条件だ。折からガリレオ衛星の1つイオが木星の前面から廻り込もうというところで、木星本体に接するように見えている。

b0167343_1333039.jpg接眼レンズはOr 18mmとし、デジカメはLumixでISOは100で露出時間は1/8秒さらにズームを3倍に設定して手持ち撮影した。約8分間で集中的に撮影した60コマから16コマを選んでコンポジットした。昨年夏に撮影したものと並べてみたが、たしかに赤道をはさんで存在する2本の太い縞模様のうち1本がほとんど消えかけている。この消失しかけている縞模様は南赤道縞と呼ばれ今までにも時々淡化しているそうで、この縞が淡化する時には大赤斑は逆に濃化する傾向にあるということだ。

昨シーズンは大赤斑を捉えることができなかったが、今シーズンはチャンスだと言える。お天気と木星の自転の組み合わせを確認しながら、大赤斑の手持ち撮影を試みたいと思う。
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by Nikon8cmtelescope | 2010-08-22 13:06 | 惑星