星空を求めて(その1)

猛暑は続くものの夜はすっきり晴れない天気が続いて久しい。あるいは標高が高い場所なら晴れているのではと、それなら富士山に行ってみようかと思いついた。上弦過ぎの月があるが、透明度の高い場所なら月明かりがあっても自宅のベランダで見るよりは条件は良かろう。8月21日の夕方、望遠鏡を車に積み込むと陽が落ちてどんより曇り星1つ見えない猛暑の盆地をあとにした。

山麓から林道に入るころになると月と木星が雲間から見え出した。五合目から山頂へと続く山小屋の灯りは見えないので、雲は五合目より下にかかっていることになる。それなら上は晴れているかも知れない。道に覆いかぶさるように木が茂った林道からはほとんど空は見えないが、高度が上がるにつれて次第に雲間から山小屋の灯りが見え出した。四合目に相当する標高1800メートルの林道の終点に着いて車を降りてみると、南側半分は晴れていて月の光が眩いばかりだ。望遠鏡を据えて北側の空が晴れるのを待つが、期待に反して雲は徐々に増えてきた。

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b0167343_0132089.jpgそこでデジカメを富士山に向けて南西の空を撮影してみた。明るい月明かりで露出時間を2秒に設定しても昼間のように空が明るく写る。そんな写真を4コマ選び星にあわせてコンポジットしてみた。雲はさらに広がり、仕方がないので望遠鏡を富士山に向けて、登山する人々の光の行列を手持ち撮影し時間を潰すが、とうとう富士山も雲に覆われて山小屋の灯りも見えなくなってしまった。
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by Nikon8cmtelescope | 2010-08-25 02:54 | 月・星のある風景