星空を求めて(その2)

車のシートに横になって晴れるのを待つが、その気配はない。冴えた月を眺めることが出来ただけでも幸せと、望遠鏡を車に積むと林道を下りはじめた。途中少しでも空が開けた場所があると車を止めて空を確認するが晴れる気配がないまま、とうとう麓まで下ってきてしまった。

盆地に戻ってくると、どんよりとした曇り空はそのままで日中の暑さが逃げずにこもっていた。しかし一瞬だけ雲間から月明かりが射した時に、雲が低空にあることがうかがえた。それならと今度は八ヶ岳山麓を目指した。

8月はじめにTさんと天の川を見た標高1100メートルあたりまで来ると晴れ間が見えはじめ、高度を上げるにつれて晴れ間が増えてきて、標高1600メートルの林道の終点に近い地点まで来るとすっかり晴れ上がった。見渡す限り雲はなく、月が沈むと満天の星空に秋の天の川がクッキリと見えるようになった。

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デジカメを天の川に向けてISOを3200に設定して15秒露出で固定撮影した12コマを、星にあわせてコンポジットした。合計で200キロメートル近くを走った末にようやく見ることが出来た星空だ。
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by Nikon8cmtelescope | 2010-08-27 00:09 | 月・星のある風景