星空を求めて(その3)
望遠鏡を据えると早速に星雲・星団に向けた。星雲や星団が漆黒の世界を背景に浮かび上がる様は、街灯りがある自宅のベランダからは味わえない。喜々として視野に導いてはデジカメで手持ち撮影した。ところが、しばらくすると何か様子がおかしい。素晴らしい星空が相変わらず広がっているにもかかわらず、望遠鏡の視野にある対象が次第に暗くなってきたのだった。
慌てて鏡筒に触れてみるとビッシリと露が付いている。おそらく対物レンズも同じように結露してきているのだろう。自宅のベランダでは結露に悩まされることは滅多にないが、暖まった車中から望遠鏡を急に出したので結露してしまったのだろうか。風がほとんどない好条件も結露の誘因の1つになったのだろう。
by Nikon8cmtelescope | 2010-08-29 00:16 | 月・星のある風景