山羊の角!?(M30)

「やぎ座」の球状星団M30は、この夏に何度か望遠鏡を向けたのだが、写真に撮り始めるとその度に雲が出て来て中途半端に終わっていた。夏休みの宿題を中途半端に放置しているような、そんな後味の悪さを引きずっていた。

そんな訳で8月4日の晩に難敵だったM73とM72をクリアすると、望遠鏡を今度は東に振ってM30に望遠鏡を向けた。M72に比べると明るく大きいが、メシエ天体の球状星団としては平均的な規模と言えるだろう。

b0167343_00862.jpgISOを3200に設定して露出時間は3.2秒で手持ち撮影したコマの中から16コマを選びコンポジットした。やや東西に長い楕円形をした光芒から、山羊の角を思わせるような複数の突起状の構造物が見える。これは星団を形作る星が列を成している様子を捉えたもののようだ。

この突起のような星列は、十分な露出時間をかけた写真では、星団を形成する微光星に埋もれてしまい判らなくなってしまうらしい。これが写真に写るところが手持ち撮影の面白さだとも言えよう。

(手持ち撮影したメシエ天体 通算72/107個)
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by Nikon8cmtelescope | 2010-09-12 00:02 | 星団