球状星団を完走!!(M79星団)

春からせっせと眺め撮影してきたメシエ天体の29ある球状星団のうち、残りが「うさぎ座」M79だけになっていた。そこで、望遠鏡がレストアを終えて戻ってきた10月5日の晩に、オリオン座が南中した明け方近くに自宅で望遠鏡を向けた。接眼レンズは通常の25mmだ。

b0167343_0223774.jpgオリオン座からさらに南に望遠鏡を振るため、かなり街灯りの影響を受けているのが眼視でもわかる。それでも球状星団に特有の小さな光芒が見える。ISOは3200で露光時間は4秒に設定して撮影した16コマをコンポジットした。眼視ではわからなかったが、明るい中心部の周辺に星団を形成する星が幾つか分離して写っているようだ。

冬の星座でメシエがリストアップした唯一の球状星団なので望遠鏡を向ける人も比較的多い。しかしかなり暗く小さいので、これが夏の星団だったら見る人も少ないだろう。例えれば南国のスキー場のような感じで、その意味では得をしている星団かも知れない。ただ、規模は小さくても南国のゲレンデに独特の味わいがある(だろう)ように、小さくても冬の夜空で見る球状星団には夏には味わえない楚々とした美しさが感じられて、ついつい望遠鏡を向けたくなるのが面白い。そう言えば、高校生の頃に寒くて部屋の中から望遠鏡で見た事もあった。

これでメシエ天体の球状星団を完走したことになる。M2やM13、M22など季節を代表する球状星団に望遠鏡を向ける愛好家は少なくないハズだが、メシエ天体の球状星団を全て見たという者はそう多くはないだろう。まして、お手軽手持ち撮影だとは言え全星団をカメラに収めたというのは、球状星団マニアを自称しても許されるだろうと思う。

(撮影したメシエ天体 通算78/107個)
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by Nikon8cmtelescope | 2010-10-27 00:23 | 星団