ついに見えた(M1)その2

10月10日の晩も、おうし座が高く昇るとM1に望遠鏡を向けた。眼視では淡い光芒が見えるものの、形をとやかく言えるような見え方ではない。小望遠鏡でも「佐渡島のような・・」とか「トランプのダイヤのマークをずらして重ねた感じ・・」という記述もされているが、形を確認しようと見つめると存在自体も怪しくなる、そんな見え方だ。これまで確認できなかったのは、写真で見たイメージに比べて暗く小さいので、視野に入っていても気付かなかったのだろう。

b0167343_0474379.jpg広視野30mmの接眼レンズで露光時間を6秒に設定して手持ち撮影した16コマをコンポジットした。結果から言えば、やはり露光時間が長過ぎたようで、背景の星といっしょに星雲も流れてしまっている。それでも以前の写真に比べると、それらしい形には写っているようだ。星雲には濃淡があって一様ではないらしいこともわかる。しかし、カニ星雲と呼ばれるに至った特徴的な姿までは、この口径でしかも手持ち撮影となると捉えるのはなかなか難しいのだろう。ただ、この晩は空の透明度は最高だったが風が強かったので、気流が安定した条件で露光時間を抑え気味に撮影すると、もっとよい写真になる可能性はある。また続けて狙ってみようと思う。

念願のM1を手持ち撮影することが出来て、これで曲がりなりにも80個のメシエ天体を撮影してきたことになる。残りの30個弱の天体もM1と同様に難しい対象が多いが、ここまで来たら完走を目指したい。
(撮影したメシエ天体 通算80/107個)
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by Nikon8cmtelescope | 2010-11-02 00:48