秋から冬の散開星団(その2-M52星団)

カシオペヤ座の散開星団M52は夏にも撮影したが、薄明の中での撮影であり、10月10日の晩にもう一度望遠鏡を向けた。天頂にあると望遠鏡の三脚が邪魔をして思うように望遠鏡を向けられないのがもどかしいが、視野に導くとその美しさに苛立は吹き飛んでしまう。

見かけの大きさが小さくて、特に30mm接眼レンズでは星が密集して見えるため、星団全体が星雲のように感じられる。淡いベールのような光芒が微光星から成る姿は、小望遠鏡で楽しめる散開星団のなかではM11星団やM37星団と並んで最も美しいと言ってよいだろう。

b0167343_0205413.jpg手持ち撮影は北天にある利点を生かして5秒の露光時間にして16コマをコンポジットしたが、それでも星は点像に近く写っている。前回の写真は薄明の影響で背景の空は青味がかってしまったが、今回は黒く引き締まった空に星団が浮かび上がっている。視野の中心にこじんまりと在る星団は可愛らしく、視野全体にはたくさんの星が写っていて幾つかのオレンジ色星がなかなか魅力的だ。
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by Nikon8cmtelescope | 2010-11-07 00:22 | 星団