秋から冬の散開星団(その6-M37星団)

「ぎょしゃ座」の3つめの散開星団はM37。1つだけ「ぎょしゃ座」を形成する五角形の星の並びの外側にある。3つの星団のうち、星団を構成する星の数が圧倒的に多い。ただ、個々の星は暗いので、昨年までのデジカメでは捉えることが出来なかった。広角30mm接眼レンズでの眼視だと、一見すると散開星団と言うよりもガスのように感じられる。それが星の集団だとわかった時の感動は、なかなか他では味わえない。中心にあるオレンジ色の星も目を引く。

b0167343_22531310.jpg10月10日の晩に3.2秒の露光時間で手持ち撮影した中から16コマを選びコンポジットした。画像処理でコントラストを強調したので、実際に見たよりも星がかなり明るく写っている。そして中心部の比較的明るい星々に加えて、かなり広範囲にまで暗い星が広がっている様子もわかる。

アメリカン・サイズの30mm接眼レンズは、カメラとの光軸をあわせるための比較的明るい星が視野に数個あるような条件であれば、かなり暗い対象でも写すことができる。その意味では、星の数が多い散開星団はよい対象なのだが、問題は周囲に明るい星がない対象だ。これから見頃を迎える春の銀河星雲は周辺に星が少ないので、デジカメと接眼レンズの光軸を手持ちでも簡単に合わせられるようなアダプターを考える必要がある。
(撮影したメシエ天体 通算82/107個)
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by Nikon8cmtelescope | 2010-12-09 00:22 | 星団