秋から冬の散開星団(その9-M47星団)

M47は、ならんで見えるM46と対照的に、個々の星が明るく密度も緩い。M46が女性的でM47が男性的だと表現されることが多い。本家とも言うべきペレセウス座の二重星団は、もちろん2つの星団に個性はあるのだが、構成する星々の光度や色合いは双子のような印象を受けるのと、対照的だ。ずいぶんと見かけの異なるM46とM47だが、どちらも冬の凛とした寒さの中で見るのに相応しい姿だと思う。

b0167343_2352352.jpgそのM47だが、10月10日の晩はデジカメの電池が尽きてしまって撮影することが出来なかったので、こちらは11月5日の晩に鹿の声を聞きながら撮影した。露光時間は2秒で、16コマを選んでコンポジットした。全体的な印象はM41星団に近いが、星団を構成する星の数はM47の方が少ない。それでも、明るい星が幾つか含まれているためキラキラした印象を受ける。一等星が多い冬の夜空をギュッとそのまま縮めて星団にしたような感じだ。

地球からは、M47が1700光年でM46は3200年光年とのことなので、両者を構成する星の光度の違いは、すなわち地球からの距離を反映していると考えていいのだろう。
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by Nikon8cmtelescope | 2010-12-20 23:55 | 星団