冬の散開星団(その10-M35星団)

「ぎょしゃ座」の3つの散開星団であるM38M36M37の並びから更に東へたどると「ふたご座」の散開星団M35へと至る。星座は異なるが、M35もM38、M36、M37とは兄弟のようなイメージだ。

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撮影したのは昨年の10月10日の晩になる。露光時間は2秒に設定して手持ち撮影した16コマをコンポジットした。「ぎょしゃ座」の3兄弟に比べるとM35は一回り見かけが大きく、「ハ」の字に並んだ星々にはどことなく愛嬌がある。このM35の直ぐ近くにはNGC2158という散開星団があって、30mmの広角接眼レンズだと同一視野に入ってくるハズであるが、眼視では確認できなかった。そこで、コンポジットした写真の感度をグッとあげてみると、トリミングした視野ギリギリに星雲のように写っているのがわかった。画像を画像処理の明るさを変えた2つの画像を載せたが、右側の画像ではNGC2158がシミのように写っているのがわかる。

M35は比較的見かけの大きさがある一方で構成する星の数も多く、小望遠鏡でちょうどよい見応えの星団だと思う。写真では「ハ」の字(時計で8時20分の針の位置)が時計回りにまわって(9時半の位置)しまい、片足を挙げて滑るスケーターや腕を大きく振って歩いている人の姿のようにも見えて面白い。
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by Nikon8cmtelescope | 2011-02-05 14:17 | 星団