ボンヤリ写る理由(M27亜鈴状星雲)

6月21日の晩は本当に久しぶりに星空を楽しむことが出来た。一人ぼっちで宇宙と向き合う悦びは、他ではなかなか味わえないものだ。家族から呆れられても止められない。

ということで、また6月3日の晩に戻る。M17の次なる対象はM27亜鈴状星雲だ。3月5日の晩に初めて簡易手動追尾を試みた時には、少しでも明るく写るようにと露光時間を8秒に欲張って撮影した。今から見てみると、フォーカスが甘く、露光を欲張ったために手ブレの影響も強く出たのか、随分とボンヤリとした写り具合だった。初めての簡易手動追尾の威力に、すっかりのぼせ上がっていたので仕方がないが、要はこちらが相当にボンヤリしていたという訳だ。

b0167343_01880.jpgそこで、今回はフォーカスあわせを慎重に行った上で露光時間は3.2秒に設定して手動簡易追尾を試みた。撮影した中から41コマをコンポジット処理してみたところ、写野の中心は微光星までシャープに写っているので、普段よりも大きめの画像にしてみた。星雲本体と重なって星が数個写っているが、ちょうど星雲の真ん中に写っているのが中心星なのだろうか。

簡易追尾で撮影する時には、コンデジのセルフタイマー機能を使って10コマを連続撮影している。そのために、最初は対象を中心に置いていても追尾しているうちに対象が中心からズレてしまうことが多い。そして中心からズレたコマに限って追尾がうまくいって日周運動が相殺されて写っていたりする。コンポジットに選ぶコマは、まず星が点像になっているものを最優先にしているために、対象が必ずしも中心にない場合もある。その結果として、できあがった画像では中心部分はシャープになっても、周辺部分では収差が強調されて星がズレズレなってしまう。

まだまだ修行が必要ということになる。
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by Nikon8cmtelescope | 2011-06-24 00:03 | 星雲