夏のスバル(M45プレアデス星団)

前の晩がとても楽しかったので、翌10日の晩も夜なべ仕事を終えてから八ヶ岳に向かった。着いたのは午前1時過ぎだったが、西の空にはまだ月が煌々と照っている。晴れてはいるが、月が沈んでからもカシオペヤあたりの銀河は判然とせずに、前の晩よりも透明度がもう一段悪いようだ。それでも、高原の夜とは思えないような比較的乾いた感じの風に吹かれて夜空を見上げていると、幸せな気持ちになる。

b0167343_22594435.jpgそんななか比較的良く晴れているのが東よりの空だったので、昇ってきたプレアデス星団に望遠鏡を向けると、露光時間を6秒に設定して簡易手動追尾をはじめた。30mmの接眼レンズだと残念ながら全部の星は入り切らず、アトラスは視野の外になってしまった。バックモニターでも、どうやらメローペのあたりのガス星雲が三角に写っているらしいことがわかったので、露光時間を8秒や10秒にしてみたが、星雲は確かに明るくなるが、追尾が難しくなり星が点像にならない。最終的には6秒露光ということで撮影を続けた。

そうやって撮影した61コマをコンポジット処理した画像では、星々の周囲に青い光芒が写っている。これがレンズの収差によるものではないことは、メローペやマイアの辺りの光芒に、ハケで掃いたような独特の風合いが微かに写っていることから確認できる。手動追尾の威力は、やはり絶大だ。透明度の高い空だと、どんな風に写るのだろうか。

次の新月期が待ち遠しい。
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by Nikon8cmtelescope | 2011-08-14 23:03 | 星団