梅雨の合間の球状星団三昧(その7-M92球状星団)

6月21日の晩の球状星団巡りの最後はヘラクレス座のM92。近くにM13があるので何となく脇役のムードが漂うが、かなり立派な球状星団だ。初めて見た時には、その堂々たる風格に驚かされた。

一見して感ずるのは、その明るさだ。そして周辺部はなんとなく星が分離して見えているような感じがする。見かけの大きさはそれほどではないが、M5に匹敵しようかというぐらいの存在感がある。星団の密集度はIVに分類されているので、M13やM5のVや、M3のVIよりも高く、見かけの大きさの割に明るいのも納得がいく。

b0167343_00564.jpg例によって3.2秒の露光で簡易手動追尾した49コマを選んでコンポジットした画像でも、周辺部には星が分離して写っており、中心部が非常に明るいのがわかる。中心部の明るさは、M3やM5にも勝っているようだ。

M53から始まってM3からM5、そしてM13とM10さらにM12を経て最後にM92と7つの球状星団を巡っていつもながら感ずるのは、その多様な姿だ。密集度や広がり、きれいな球状から不整形、そして星団の周辺の星々のアクセントと、じつに様々な味わいがある。

いつの間にか明るく高く昇った月明かりのなかでカエルの声を聞きながら、この夜は満ち足りた気分で撤収した。観望は、いつもこんな風にありたいものだ。
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by Nikon8cmtelescope | 2011-08-17 00:04 | 星団