梅雨の合間の球状星団三昧(その8-M55球状星団)

6月21日の晩の球状星団巡りは終わったが、6月28日の晩にM55を眺めたので追加する。山中の森の小さな空き地からは、南空の低い部分は木々に隠れて視界が得られなかったのだが、たまたま木と木の間が開いている部分の空に「いて座」の柄杓よりも東側の空が見えていたので、双眼鏡で確認したところM55が木々の枝の上に姿を現していた。そこで、望遠鏡を向けると急いでデジカメを接眼レンズに装着して簡易手動追尾で撮影をはじめた。

デジカメのモニターのコマごとに星団周辺の星々が見えたり消えたりするのは、木の枝が視野にかかるからだろう。液晶画面でも比較的大きな光芒に星が分離して写っているのがわかる。結局、15分間ほど撮影を続けているうちに星団は完全に木に隠れてしまった。

b0167343_1324434.jpgそうやって露光時間を3.2秒で撮影した31コマをコンポジット処理した。昨年の夏の手持ち撮影は、何とか「見えました」という証拠写真にすぎなかったが、今回は簡易手動追尾したこともあって、大きく広がった光芒の中心に比較的明るい星が集簇しているのがわかる。眼視では不整形をした濃淡のある光芒といった感じだが、こうして写真で見ると「球状」星団というよりは「五角形」星団といった趣だ。南中しても高度が低いので、なかなかスッキリとは見えないが、南にいけば相当に見応えのある対象であろうことがうかがえる。
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by Nikon8cmtelescope | 2011-08-20 01:34 | 星団