ミニ・ボーグでお手軽撮影(その1-オリオン大星雲と馬頭星雲)

9月29日の晩、アンドロメダ銀河に続いてNGC253銀河に望遠鏡を向けて手動ガイド撮影をはじめたが、集中力が切れてしまったのか追尾エラーが頻発して、納得のいくコマが一向に増えてこない。そうこうしているうちにオリオン座が昇ってきたので、より楽な体勢で追尾が出来るだろうと思い、望遠鏡をオリオン大星雲に向けた。しかし、連休中ということもあってか、立て続けにヘッドライトを灯したまま入ってくる車がある。その度に撮影を中断していると、とうとう月が昇ってきてしまった。

そこで、ガイド用の十字線付き接眼レンズをガイド鏡から本体の8cm望遠鏡に差し替えた。そして、ガイド鏡だったミニ・ボーグ望遠鏡からはバローレンズを外して30mm接眼レンズを取り付けて、こちらでコリメート撮影することにした。ミニ・ボーグ望遠鏡は口径5cmで250mmの焦点距離なので、30mm接眼レンズを付けると倍率は8倍強。ちょうど双眼鏡で見たぐらいの感じだろうか。残念ながら、オリオン座の三ツ星とオリオン大星雲のある小三ツ星は、ギリギリで同一視野には収まらない。しかし、馬頭星雲とオリオン大星雲なら同一視野内に収まる見当なので、構図を決めてガイド撮影をはじめた。

この程度の倍率ならガイド星が十字線から多少は外れても星は点像に写るので、15秒露光でも楽なものだ。しかし、15秒露光だと月明かりの影響が出てしまうので、いつもはmaxの3,200に設定したままのコンデジのISOを、1,250にまで落としてみた。この方が画像の粗さも目立たなくなるはずだ。こうして撮影した50コマをコンポジット処理してみた。

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ややフォーカスが甘くて、シャープさには欠けるが、小三ツ星のところにはオリオン大星雲に加えてランニング・マン星雲の青い光芒も写っていて、ピンクとブルーの色の対比が美しい。そして三ツ星の傍らには、オレンジ色の火焔星雲と淡いながら赤い帯状のガスが写っており、馬頭星雲の切れ込みも確認できる。

月明かりがあってもここまで写るのなら、これはなかなか楽しめそうだ。何よりも追尾が楽なのが嬉しい。
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by Nikon8cmtelescope | 2011-10-07 00:33 | ミニ・ボーグの世界