コンデジ天体写真愛好会の夜(その1-M31アンドロメダ銀河)

スターパーティーでのコンデジ天体写真愛好会の初会合の夜は、雲間から時折星が見える程度の残念なお天気だった。初めて会ったくっしーさんが、持参したパソコンで私のコンデジにCHDKというフリーソフトを快くダウンロードして下さった。メカ音痴の私はコンデジの設定を入れ替えるような大鉈は怖くて振るえなかったのだが、これはくっしーさんに感謝、感謝。天候の回復を待ちながらオーナーさんも交えて談笑し、私は23時ごろにスターパーティーを後にした。そして、前から気になっていた観望候補地の1つの入笠山に向かった。星空はあまり期待できそうもない天気なので下見のつもりだったが、くっしーさんのおかげで長秒露光が可能になったので、あわよくば撮影をという色気ももちろんあった。

国道からはずれ林道を登って終点まで行く間に、いったい何頭の鹿と出会ったろうか。林道のカーブを大きく曲がる度に、ヘッドライトの先に鹿の姿があった。たどり着いた山頂は霧の中で、車を止めて腰を据えて観望出来るような適当な広さの場所も見つからなかった。ということで、また林道の鹿をかき分けるようにして山を下った。ところが高度を下げるにつれて、雲間から明るい木星がチラチラと見えるようになり、下の駐車場まで来るとそこそこの星空が広がっていた。車を降りて望遠鏡を出し始めると、駐車場の周りにも鹿の群れがいたようで何度も威嚇するような鋭い鳴き声が谷間に響いた。しかし、それも望遠鏡が組み上がるころには静かになった。

ところが、北側に山が迫っていて北極星を確認することが出来ない。そこで、雲間から時々姿を見せるカシオペヤのW字を目印にして赤道儀の方向を決めた。その後も雲が広がったり、サブ望遠鏡が結露したりと、なかなか落ち着いて撮影する条件が整わなかったが、時間とともに次第に空が安定してきた。そこで、天頂近くに昇ったアンドロメダ銀河に望遠鏡を向けて、ミニ・ボーグにデジカメを付けると8cm屈折望遠鏡をガイド鏡にして撮影をはじめた。月明かりはないが、時々霧がサッーと広がって空の抜けが悪くなる。何より、極軸合わせが不十分なので、コマを重ねているとガイド星がズレてくる。これでは、期待していた長秒露光はできそうもない。

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ということで、露光時間は15秒にとどめ、ISOを3200で10コマの連続撮影を2コースとISOを1000で1コース撮影したところで、天頂付近まで雲が広がってきてしまい撮影を終了とした。そのうち、コンポジットに使用可能だったのは22コマ。コマ数が少なくて画像が粗いものの、前回の写真よりは月の影響がなかった分だけ淡い部分まで写っている。

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機材は整ったので、あとは条件の良い夜と巡り会うことを祈るばかりだ。
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by Nikon8cmtelescope | 2011-10-14 00:05 | ミニ・ボーグの世界