ミニ・ボーグによる散開星団三態(その1-M36&M38)

このところミニ・ボーグを使った長秒露光での星雲のコリメート撮影に力が入っていた。以前とは次元の違う写真が撮れるようになって嬉しい限りだが、なにせ手動ガイドなのでこちらの消耗も激しくなる。それから、なんと言っても秋から冬の空は散開星団が旬だし、散開星団なら敢えて長秒露光を試みる必要はない。ということで、11月1日の晩に八ヶ岳山麓で散開星団のミニ・ボーグでのコリメート撮影に挑戦してみたので、10月末に撮影した星雲に先だってアップしてみようと思う。

と言っても、ミニ・ボーグに30mm接眼レンズを組み合わせての倍率は約8倍なので、単独の星団を撮影しても面白みに欠ける。なので、2つ以上の星団が同一視野に入るような対象を選んでみた。そうなると代表格は二重星団なのだが、ちょうど天頂付近で望遠鏡がうまく向けられなかったので、「ぎょしゃ座」の五角形の中に収まっているM36M38を最初に選んだ。

露光時間を15秒に固定してISOを2000から800まで段階的に下げながら手動ガイドでコリメート撮影した36コマをコンポジット処理した。星雲の場合だと増感処理がどうしてもキツくなり、そのために微光星まで強調されてしまって、どうしてもうるさい感じの画像になってしまう。しかし散開星団なら増感処理を行なう必要はないので、星像がシャープで自然な感じに仕上がっている。視野が丸く写るのがコンデジでのコリメート写真の特徴なので、そのままトリミングせずにアップしてみたが、割と周辺部までクリアな像になった。スタパのオーナーさんが双眼鏡での星空探訪を推奨しているが、出来上がった画像はちょうど双眼鏡で眺めたときの感じに近いものになった。

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いつもより大きめの画像にしてありますので、クリックして星空探訪をお楽しみ下さい!!
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by Nikon8cmtelescope | 2011-11-08 01:21 | ミニ・ボーグの世界