ミニ・ボーグによる散開星団三態(その3-M46&M47)

おおいぬ座周辺は散開星団の宝庫と言ってもいいくらい沢山の星団があって、メシエ天体だけでもM41、M46、M47、M50、M93がある。その中でM46とM47は比較的近くて、二重星団になぞらえることもあるぐらいだ。しかし、両者の特性が大きくことなるのは、一目瞭然。この2つの星団は、散開星団マニアのオールトの雲さんから、撮影のご要望があったペアだ。

青白い明るい星で構成される疎らな星団がM47で、光度が揃った暗い星で構成される均一な感じの星団がM46。双子に例えるならば、本家の二重星団を一卵性双生児とすると、M46とM47は男の子と女の子のペアの二卵性双生児といった感じだろうか。両者の対比が面白い。

同じく15秒露光の26コマをコンポジットしたが、M46を詳しく見るとNGC2438という惑星状星雲が、恒星に比べて面積を持って写っているのがわかる。また、写真でM47の左側にはNGC2423という疎ら散開星団があるのも見てとれる。さらに、M47のNGC2423とは反対側の少し離れた辺りにNGC2414という散開星団があるようだが、8等級の青白い星に重なってゴチャゴチャとしているのが、そうなのだろう。

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明け方近くなってきて疲れで手動ガイドが粗くなってしまい、星像が若干伸びてしまっているが、クリックして大きな画角でどうぞ。

追伸
b0167343_1521375.jpgクリックしたぐらいでは、NGC2438は見えないようなので、トリミングして貼付けておく。M46星団の中央左寄りにある輪郭がボケた青白い光芒がそれ。

小さいなりにも、惑星状星雲の雰囲気は十分に醸し出されていて、ミニ・ボーグでもちゃんと写ったことに少々ビックリだ。
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by Nikon8cmtelescope | 2011-11-15 01:23 | ミニ・ボーグの世界