1分露光の成果(その3-M42オリオン星雲)

久しぶりに週の半ばから週末にかけて冴えた星空が続いたが、長期出張中だったため悔しい思いをしながら夜を過ごしていた。ということで、ふたたび10月26日の晩の八ヶ岳山麓での撮影に戻る。

ミニ・ボーグに30mm接眼レンズを組み合わせてコリメート撮影した最後は、M42オリオン星雲だ。撮影をはじめた時点での時刻は既に4時前で、64秒露光でISO 1600、1000、800と4コマずつ撮影しているうちに薄明を迎えてしまった。そこで32秒露光に設定し直してISOを800にして10コマ撮影すると、15秒露光で12コマを追加撮影した。さらに、星雲の中心の明るい部分まで出せるようにと、15秒露光でISOを800から100まで段階的に落としながら30コマを撮影して終了とした。終わった時には午前5時を少し過ぎていた。

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こうして撮影した全部で70コマをコンポジット処理し、若干の強調処理を施した画像をトリミングなしでアップした。鳥が羽を広げたような星雲の本体から後方にひろがるウエディングドレスのベールのような淡いガスの様子も鮮明に写っている。

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さらに、中心部分をトリミングした画像もアップする。星雲の周辺の淡い部分から中心に近い明るい部分まで、かなり広い階調をカバーすることができた。今回は薄明の中での撮影となったため、露光時間を短くせざるを得なかったが、ISOを抑え目にして64秒露光でコマ数をもっと重ねることができれば、相当に淡い部分まで写りそうだ。
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by Nikon8cmtelescope | 2011-11-29 01:04 | ミニ・ボーグの世界