原点回帰(M51子持ち銀河)

話しを戻して12月4日の晩。薄明を前に急激に風が弱まったので、Nikon 8cm屈折望遠鏡を昇ってきた北斗七星の柄の先にあるM51子持ち銀河に向けた。なんと言ってもNikon 8cmと30mm接眼レンズの組み合わせでの長秒露光による手動ガイドの対象は、この銀河だと考えていた。眼視でも、2つの明るい中心部が並び片方の周囲に淡い光芒があるのが見てとれる。薄明が迫っていることを別にすれば条件は悪くない。

ということで、露光時間を40秒に設定してISOを1200から600まで段階的に落としながら手動ガイドによるコリメート撮影をはじめた。幸いに風は完全におさまっており、鏡筒があおられることもなかった。背景が薄らと明るくなるまでに撮影した中から、28コマを選んでコンポジット処理してみた。

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若干の追尾エラーで恒星が伸びて写っているが、昨シーズンのブラインドでの簡易手動追尾による集大成作品とは、全く別次元の写りだ。渦巻きの濃淡も何となく見てとれるし、小さな渦巻きがとっても可愛らしい。薄明前の40秒露光でこれくらいまで写るとなると、露光時間をもう少し延ばしてまた撮影してみたくなる。

秋はミニ・ボーグでの撮影がメインになって、Nikon 8cmは完全にガイド鏡に成り下がっていたが、これから春の銀河を撮影するにはやっぱりNikon 8cmで頑張らなくちゃな・・・。
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by Nikon8cmtelescope | 2011-12-27 23:51 | 星雲