銀河星雲は難しい・・・(M65&M66&NGC3628)

長秒露光とガイド鏡の搭載によって、星雲・星団を対象としたNikon 8cm屈折望遠鏡によるコンデジのコリメート撮影もグンと写りが良くなり、かなり満足できるようになりつつある。しかし、対象が銀河星雲となるとそこそこの写りが期待できる天体は極めて限られてくる。口径8cmで焦点距離が1200mmの望遠鏡に30mm接眼レンズを組み合わせた場合の視野は1.5°程度。大半のメシエ天体の銀河星雲は0.1°程度の広がりなので、細かな構造まで写し込むことは難しい。なにより完全手動ガイドなので、自ずと追尾の精度には限界がある。そうなると、対象として面白いのは近接した複数の銀河星雲と言うことになる。M51子持ち銀河にも、その面白さがある。

複数の銀河星雲が同一視野に入るという点で面白い対象の筆頭として挙げられるのは、M65とM66にNGC3628が加わった3つの銀河星雲の組み合わせだろう。12月26日は空の透明度も良好で、望遠鏡の眼視でM65とM66に加えてNGC3628の存在までもハッキリと確認できた。露光時間は40秒に設定し、ISOを2500から1250までで撮影すると29コマをコンポジット処理してみた。

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するとM65とM66の不規則な渦巻き構造や、NGC3628の暗黒帯を挟んだ銀河の微妙な色合いの違いまでも確認出来て、なかなかの写りとなった。簡易手動追尾での撮影で感じた手応えは、当時は思いもしなかった形で現実になった。そして、この規模の銀河星雲を写すには、気流が安定していることが大切な要因となることがよくわかる。
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by Nikon8cmtelescope | 2012-01-14 00:37 | 星雲