「ひまわり」には程遠い・・・(M63銀河)

新月期の週末だが当地は雨。ここは盆地の底で比較的暖かなので、雪が日中は雨になってしまうので積雪はほとんどない。しかし周辺の山々は雪が降り積もっているので、たとえ天気が回復しても深夜に八ヶ岳山麓まで出掛けるのは路面が凍結して難しそう・・・・。

さて、話しは年末に戻る。12月26日の晩は風もなく好条件だったが、30日の晩はこの季節らしく八ヶ岳おろしが吹いたため、手動ガイドには厳しい条件となった。風で望遠鏡があおられるだけでなく、集中力が乱されて手先の加減が狂いがちになってしまうため、ガイド・エラーが頻発する。そのために、長い露光時間をかけるのが難しくなってしまう。それならテスト撮影と割り切って、ちょっと難しい対象に挑戦してみた。

望遠鏡を向けたのはM63通称ひまわり星雲だ。くっしーさんが、「ひまわり」を彷彿とさせるような解像度の高い写真をアップしていたので、挑戦してみることにした。眼視では、9等星に接するように星雲の存在が確認できるものの、形や濃淡などは全く判別できない。はたしてどの程度まで写るのだろうか。ちなみにツアイス・サイズの接眼レンズで、手持ち撮影していた2年前の画像はこちら。露光時間は40秒で、ISOは3200と2500に設定してコリメート撮影した中から、21コマを選んでコンポジットしてみた。対象が小さいので、周辺部を10%ほどカットしてある。

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出来上がった画像では薄らと渦巻く銀河の細い腕の一部を確認することができる。そして、その腕が顆粒状の構造から成り立っていることが、何となく見えるような気もする。いずれにしても、露光不足とガイド不良が重なったにせよ、このクラスの銀河星雲(ということはつまり大部分の銀河星雲)は8cm屈折望遠鏡のコリメート撮影では予想通り難しい対象であることがわかった。
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by Nikon8cmtelescope | 2012-01-21 14:05 | 星雲