緊急レポート Canon Power Shot S95によるノーガイド撮影(その2-どうぞ!?)

さて、期待していたS100が、少なくとも現状(CHDKには期待大!!)ではお手軽天体写真には不向きだとなると、急にS95に気持ちが傾いていった。S95はS90のマイナーチェンジとでも言うような位置付けで、基本的な機能はS90とほとんど同じなのだが、1つ機能が追加されていた。それは、「ローライト」という暗闇での撮影に特化した機能で、これ自体はS90にもあるのだが、S95ではISOをマニュアルで上限12800まで変えられて1秒露光が可能になるというものだ。この機能を生かして、スタパオーナーさんが6cmの屈折望遠鏡で驚くような写真を撮影してブログで公開されていた。

ミニ・ボーグをガイド鏡としてNikon 8cmに搭載してからは、手動ガイドが可能になった上に、くっしーさんのお陰で1分を超えるような露光が可能になったので、Nikon 8cmにおいてコリメート撮影するにはS95の「ローライト」はもはや欲しい機能ではなくなってしまっていた。しかし、ガイド撮影が不可能なドブソニアン望遠鏡のNinja 320で撮影するには、これは非常に魅力的だった。

Ninja 320で色々な天体を眺めてみると、32cmという口径の威力は絶大で、特に星雲や球状星団を対象にした場合にはNikon 8cm屈折望遠鏡とは全く別次元の見え具合だった。ところが、S90でISO 3200に設定してコリメート撮影してみると、望遠鏡の光学系の明るさをカメラの光学系が生かしきれず、眼視での感動を画像として再現することが出来なかった。少しでも明るく写るようにと露光時間を欲張れば、当然ながら日周運動の影響で対象は流れてしまい、やはり感動を再現できない。そんなジレンマと、Nikon 8cmで追尾が可能になり、そちらにかかりっきりになったのとが重なって、秋以降はNinja 320は休眠状態になってしまっていた。

久しぶりにネット上でS95を見てみると、発売当初に比べると価格が3-4割安くなっている。また、S100が世に出た以上は、きっと新規のS95の生産はないハズだ。愛機のS90はこの2年間実に良く働いて楽しませてくれたものの満身創痍だし、S100が現状では天体撮影に使いにくいとなると、S95を手に入れるのをこれ以上遅らせる理由はない・・・・。そう考えると、一応は遠慮がちに、しかしああだこうだと御託を並べて財務省の了解をもらいにかかった。快諾されたとか、はたまた煙に巻いたとかいうのではなくて、呆れられて「どうぞ!(好きにすれば・・ということか?)」と言われたのだが、そこは勝手に了解をとりつけたと理解して早速に注文したのだった。
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by Nikon8cmtelescope | 2012-01-31 22:51 | 手持ち撮影にこだわる訳