2012年写し初め(その3-M101銀河と超新星)

1月2日の晩の最後はM101銀河だ。冷え込みの中での手動ガイドはやはり大変で、M1の撮影を切り上げた時点で寒さに負けて帰ろうかなと思っていたのだが、試しに望遠鏡をM101に向けて見ると、その淡い姿を眼視でも十分に確認することができた。M101には秋に超新星が出現して以来ずっと気になっていたのだが、八ヶ岳山麓は季節風の影響で北側の空には雲がかかることが多く、ここまで撮影する機会がなかったのだった。超新星の光度は次第に下がってきてはいるものの、まだまだ写真に写る明るさを残しているようだ。富士山の側から伸びてくる薄雲も、ギリギリ北斗七星の手前までで留まっている。よし、もうひと頑張りしてみよう。

露光時間を64秒に設定するとISOは1600と2400で撮影を始めた。足許から冷えて来るので、靴の中で足指を握ったり開いたりしながらも、微動ハンドルを握りしめてガイド星を追いかけた。午前4時前から撮影を始めたて、50コマ強を撮影したところでバッテリーが尽きかけて終了。時刻は5時半過ぎだった。機材を片付けて、クルマのエンジンを掛けると、外気温の表示は氷点下11度だ。手足が凍えるのも無理はない。

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その寒さのなかで微動ハンドルを握りしめ続けた成果の画像であるが、30コマをコンポジットしてみたものの、やはりもう少し露光が欲しかったというのが毎回のように同じ反省。それに色彩に乏しいのも、寂しい感じを増強している。

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そこで、昨シーズンに簡易手動追尾で撮影した写真を引っ張り出して並べてみた。矢印が新星なのだが、去年の写真は新星が出現する数ヶ月前の撮影なので、新星の周囲の他の星は確認できるが、今回の新星が写っている部分には当然ながら星は写っていない。こうしてみると、去年の写真と比較すれば今回の画像はそれでも天体写真らしくはなってきている。
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by Nikon8cmtelescope | 2012-02-23 01:32 | 星雲