早春の散開星団(その2-M37星団)

2月18日の晩に、M45の後に望遠鏡を向けたのは「ぎょしゃ座」のM37だ。「ぎょしゃ座」にはM37の他にM36とM38という、小望遠鏡向きの散開星団がある。このM36とM38は比較的近接しているので、秋の終わりにミニ・ボーグでコリメート撮影をしている。M37は、M36とM38からは少し離れていて、また微光星が散開星団としてはかなり密集しているので、ミニ・ボーグでは役不足だ。画角的には、いつものNikon 8cmに30mmの接眼レンズを組み合わせた40倍がピッタリの感じだ。

眼視では、かなり密集しているので、一見すると星雲のようにも感じられるが、よく見ると明るさの揃った無数の微光星が群れを作っているのがわかる。個々の星が分離した画像を得るためにも、かなり慎重に追尾する必要があるので、露光時間を30秒にしてISOを640に設定して撮影した。さらに途中からは、露光時間を20秒にしてISOを1000に設定して撮影した。全部で80コマほどを撮影した中から、追尾エラーのない28コマを厳選してコンポジット処理した。

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その結果、星はほぼ点像に近い良像に仕上げることが出来た。そして、意外にも星団を構成する星の数がそれほど多くないことに驚かされた。青白い星々のなかでオレンジ色の星の存在が目立つが、これはおそらく星団本体とは関係のない星なのだろう。散開星団を見ると、ついつい個々の星を線で結んで何か形を探してみたくなるが、M37の場合は星がかなり密集しているためか、なかなか形のイメージが湧いてこないのが面白い。
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by Nikon8cmtelescope | 2012-03-25 22:32 | 星団