春の系外宇宙(その1-M101銀河)

淡い天体を写す時には、どうしても露光時間を長くしたくなるが、手動追尾だと露光時間に比例して追尾エラーが多くなってしまう。先の散開星団の撮影で、露光時間を抑え目にして追尾エラーの少ない画像を選んでコンポジットすることで、かなり鮮明な画像を得ることに成功したので、系外宇宙でも同じ手法で撮影を試みた。

まずは回転花火の異名を持つM101。春の系外宇宙のなかでは、見かけの大きさがある分だけ星雲も淡い天体だ。2月19日の晩の夜半過ぎに露光時間を32秒にしてISOを1000から3200に、さらに露光時間を40秒にしてISOを1250から1600に設定すると、全部で約70コマを撮影した。要した時間は1時間40分ほどだった。

その中からガイドエラーの少ない53コマを選んでコンポジット処理した。やはり全体的に露光時間が短いので、腕の淡い部分はかろうじて追えるかどうかという写りだが、ガイドエラーが少ないため星が点像に近く写っている。

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超新星は、お正月に比べると暗くはなっているが十分に存在が確認できる。きれいなブルーに写るとして話題になっているが、言われてみると確かに青い。超新星の周囲まで青緑に見えるのは、淡い銀河の腕を浮き立たせるために強調処理をかなり強く効かせたので、超新星の輝きが滲んだのだろうか。

追伸
さすがに上の画像は強調処理が過ぎたので、もう少し控えめに処理してみた。
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by Nikon8cmtelescope | 2012-04-12 23:40 | 星雲