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熊に注意!?

富士北麓で訪れる人が比較的多い観望地に、鳴沢村の育樹祭記念公園がある。その手前の富士北麓公園で、クマが目撃されたという小さなニュースを新聞の地域記事で読んだ。

以下に朝日新聞の記事を引用する。
『14日午前9時50分ごろ、富士吉田市上吉田の富士北麓公園南側の道路で、 「クマを目撃した」と、ジョギングをしていた男性から市に通報があった。 連絡を受けて周囲を巡回していた地元の猟友会のメンバーが午後3時ごろ、 目撃現場近くの遊歩道で、親グマと子グマ2頭を発見し、そのうち子グマ1頭を射殺した。 市によると、射殺したクマは体長60センチほど。12日~14日朝に、 現場付近で計3回目撃情報のあったクマとは「別の可能性が高い」という。 市は、防災無線で注意を呼びかけたり、 地元の猟友会に「射殺許可」を出したりするなど対策に乗り出していた。 現場付近が市民の散歩道であり、富士山への登山客が通る可能性もあることから、 市は14日までに注意を呼びかける看板約10基を設置。捕獲用のおりも二つ仕掛けた。』

こちらはネットで探した読売新聞の記事
『富士吉田市上吉田の富士北ろく公園付近で14日午前、クマの目撃情報があった。 地元猟友会が捜索していたところ、午後3時ごろ、同公園から数百メートル南側の山林で親子連れのクマ3頭を発見、うち1頭を射殺した。射殺したのは体長約60センチのツキノワグマの子どもで、ほかの2頭は逃げた。市は、付近に近寄らないよう引き続き注意を呼びかけている。 発見現場は、同公園と中の茶屋を結ぶ遊歩道から約20メートル山林に入った場所で、東富士五湖道路より南の富士山側。市内では12、13の両日、富士吉田市外二ヶ村恩賜県有財産保護組合(吉田恩組)役場や富士パインズパーク付近で、1頭で行動しているクマの目撃情報があった。いずれも東富士五湖道路 より北側で、このクマは、14日に見つかった親子連れとは別の個体である可能性が高いという。』

ということで、目撃情報は育樹祭記念公園から北東側に離れた場所で、もっと人里に近いあたりになる。

ところで、クマは日中に行動するイメージであるが、野獣である以上は夜行性ということはないのだろうか?もっとも、暗闇で活動する小動物を食する訳ではないのだから、夜行性ということはなさそうだ。それであれば、星を観望している最中にクマに襲われる心配はないだろう。ただ、ネットで検索してみると、クマも人里に下りる時は夜行性になるという記述も見つかった。畑の作物を狙う時は暗いうちに行動するとは、クマもなかなか抜け目ない。

山間の観望地では、ここに限らず『クマに注意』の看板を目にする機会も多いので一応の覚悟はあるのだが、じゃあ実際に出会ったらどうしたものだろうか。

なお、こうしてアップしたのは、育樹祭記念公園の星空を独り占めしようという意図ではないので悪しからず。

by Nikon8cmtelescope | 2012-06-03 00:47