フラット補正(もどき)に挑戦!!

手動追尾の露光時間が延びるにつれて、画像の周辺減光が目立つようになってきた対策の1つとして、光害カブリを減らそうとフィルターを購入したのだが、画像処理でも何とか補正できないもだろうか。今をときめくフラットエイドはMacを使っている関係で動かせないので、他の方法で対策を練らねばならない。通常は、フラットフレームなるものを撮影して補正することが行われているようだが、果たしてメカ音痴の自分にできるのだろうか?

そもそもフラットフレームの撮影は、天体の撮影に用いたままの条件で薄明の中で行うものらしいが、せっかちなために薄明が始まると1秒でも早く撤収することで頭が一杯になってしまい、どうも現実的ではない。そんななかで、Photoshop Elementsを応用してフラット補正する方法が、いくつかネット上に紹介されていて、それらを参考にして(というか理解できた部分を繋ぎ合わせて)自己流のフラット補正に挑戦してみた。

出来るだけ暗くて小さな天体を撮影してコンポジット処理した後の画像を、白黒の画像に変換した上で「ぼかし」処理を最高レベルの設定で施すと、基本的に背景の明るさを反映した画像が出来る。しかし1つの天体だけでは背景に偏りがあるので、全部で16の別々の天体の画像に対して同じ処理を施した上で、それらをコンポジット処理して16天体分を平均化した背景画像を作った。それが下の画像(分かりやすいように明度を上げてある)。
b0167343_0271169.jpg
これを簡易フラット画像として、以前に撮影したM8とM20の画像と重ねた上で「差の絶対値」という減算処理を20%の割合で施してみた。すると、元画像はこうだったのが・・・
b0167343_0303720.jpg
こうなった・・・
b0167343_031619.jpg
オオ、これはなかなかイケるではないか!!!

それならと、以前に撮影した網状星雲の元画像がこちらで・・・
b0167343_0324327.jpg
簡易フラット補正を施した画像がこちら・・・
b0167343_03376.jpg
ウンウン、これは使えるぞ!!

こちらはM31アンドロメダ銀河の元画像で・・・
b0167343_0352555.jpg
なんちゃってフラット補正すると、こうなった・・・
b0167343_035484.jpg
ただ周辺減光が目立たなくなっただけじゃあなくて、星雲を複雑に横切る暗黒帯のコントラストが改善して、細かい構造が浮き上がってきたように感じられる。

そうだそうだ、手動ガイドの限界を突き抜けて3分越えの露光にも挑戦したスバル星団もカブリが酷かったっけ・・・。その元画像がこちらで・・・
b0167343_0442723.jpg
お手軽フラット補正を施したら、こうなった・・・。
b0167343_040044.jpg
恐るべし、フラット補正。
・・・エェッ!そうは見えないですって?
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by Nikon8cmtelescope | 2012-11-30 00:55 | 手持ち撮影にこだわる訳