秋の銀河星雲(その3- NGC891)

師走も気が付けば半ばを過ぎて、2012年のカウンド・ダウンが始まろうかとしている。それなのに、まだ秋のうちに撮影した銀河星雲がいくつかアップされずにいた。

b0167343_0193468.jpgさて、エッジ・オンの銀河と言えば、春のNGC4565が代表格だろう。メシエ天体にこそリスト・アップされていないものの、銀河の中心部分は小望遠鏡でも眼視で確認することができる。それに対して、秋のエッジ・オンの銀河と言えば、このNGC891が真っ先に挙げられるのではないか。

ということで撮影を試みたのは9月中旬、八ヶ岳自然文化園の近くの牧場で、牛小屋の香りにつつまれつつ撮影したのだった。いつも通りNikon 8cmに30mmの接眼レンズを組み合わせて、手動ガイドでCanon Power Shot S95によるコリメート撮影を1分露光で試みた32コマをコンポジットしてある。ちなみに従来の方法での画像処理がこちら。淡い銀河の姿を浮かび上がらせようと強調処理を施した結果、肝心の銀河は周辺の星々に埋没せんとしている。

そして、「なんちゃってフラット処理」と「似非星マスク処理」を施したのが、こちらの画像。褐色を帯びた銀河が、星マスクのおかげで周辺の星々に埋没せずにしっかりと確認できる。ちなみに、眼視ではその存在すら全く確認できなかった。
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ネット上で出てくる画像だと暗黒帯がジグザグに走っており、幼少の頃に風呂で毎晩見上げていた父のお腹の手術痕が彷彿とさせられる。しかし、この画像では、そこまでの詳細な構造は判別できない。
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by Nikon8cmtelescope | 2012-12-19 00:27 | 星雲