秋の銀河星雲(その5- M77とNGC1055)

このところ、以前に撮影した画像の焼き直しばかりだったので、秋の銀河星雲シリーズに年内で区切りをつけることにする。対象は、まだ撮影していなかったメシエ天体の1つのM77銀河。それだけでは随分と寂しいので、近くにあるエッジ・オン銀河のNGC1055も同一視野内に収まるようにした。撮影したのは10月の新月期の晩で、オリオン星雲を撮影する前に1時間ちょっとを費やして撮影した。

眼視では、M77は球状星団のような感じで恒星をぼんやりさせたような見え具合。NGC1055も、その存在は何となく確認することができた。この夜は、極軸合わせが良好だったのだが、どちらも見かけの小さな銀河だったので、たいして写るまいと考えて露光時間は64秒と短めに設定して撮影した。全部で31コマを撮影し、それをコンポジット処理した後に、なんちゃってフラット補正と、似非星マスク処理を行った上で、増感処理してみた。

b0167343_23461827.jpg
(写真をクリックすると、すこし大きくなります)

あとになってから、M77には周囲を淡く取り巻く外周部分があったことを、くっしーさんの写真で知った。そう思って目を凝らしてみても、この露光時間では写っていないようだ。せっかく極軸合わせも赤道儀の具合も良かったのだから、もっと露光時間をかけてみればよかった・・・。

秋の空のメシエ天体には銀河星雲は多くないが、メシエ天体以外にもたくさんの魅力的な銀河があることをg-logさんのサイトで知った。どれも口径8cmの望遠鏡にはなかなか難しい対象だが、その魅力に惹かれていくつかトライしてみた。しかし、風が出たり雲が出たりして中途半端に終わってしまい、画像として完成させることはできなかった。これからは春の銀河の時期になるので、その完成は来シーズンのお楽しみとして、秋の銀河星雲シリーズは終了とする。

(撮影したメシエ天体 通算94/107個)
[PR]

by Nikon8cmtelescope | 2012-12-30 00:05 | 星雲